取材班は消費者が日々受けていると想定される様々な接客手法について、企業取材などを通じてリストアップ。調査会社マクロミルの協力を得て2017年12月、インターネットを通じてそれぞれ「好き」か「好きではない」か聞いた。 そこから見えてきたのは、提供者は良かれと思って実施しているサービスでも、モノによっては消費者から歓迎されていない、ときには、それが原因で客を遠ざけかねないものさえあるという現実だ。 「いらっしゃいませ」に支持 まずは「大丈夫」といえる、客から歓迎されている接客。「好き」という回答が「好きではない」の3倍以上にのぼったものを分類した。 最も支持されていたのは「いらっしゃいませ」という声がけ。「好き」とする回答は663人と、「好きではない」の24人を圧倒した。東京都の50代女性は「客として認識されたという安心感が得られる」。千葉県の10代男性も「迎え入れられている感じがして気持ち良