硬さや弾力感、手触りなど、モノに触ったときの様々な感覚を再現して体感できる技術を、産業技術総合研究所の技術を移転したベンチャー企業「ミライセンス」(茨城県つくば市)が開発した。ゲームや携帯端末、医療福祉などへの応用を目指すという。 システムは、手につける小型の装置と仮想の空間を映し出す画面、コンピューターで構成。画面に合わせて装置をつけた手を動かすと、実際に触れているようなザラザラやツルツルという表面の質感や、水中で手を動かすときの抵抗感、引き出しを引っ張る感覚などが再現できる。 感覚の再現は、小型装置の中のモーターの微妙な振動が生みだす。複雑な振動パターンで脳に錯覚を起こさせ、手を引っ張られたり押されたりする感覚を呼び起こす。それらを組み合わせることで、画面に映っている様々な物に触っているように感じられる。 指先に付ければ、画面上のピア… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続
