デマで大量脱出騒ぎ=「襲われる」と駅に殺到−インド デマで大量脱出騒ぎ=「襲われる」と駅に殺到−インド 【ニューデリーAFP=時事】インド南部バンガロールなどで16日以降、「イスラム教徒に襲撃される」とのデマを信じた北東部アッサム州出身の大勢の学生や労働者らがパニックになり、脱出するため駅に殺到する騒ぎが起きている。 デマは携帯電話やインターネットの交流サイトで広まった。アッサム州での抗争事件の報復として、同州出身者はイスラム教のラマダン(断食月)明けにイスラム教徒に襲われるという内容。同州では過去3週間、土地をめぐっていがみ合ってきたイスラム住民とボド族が衝突し、80人が死亡、40万人以上が避難した。 シン首相は17日、上院で演説し「国の一体性が問われている。扇動した者がいるなら報いを受けさせる」と強く批判した。(2012/08/17-23:51)