糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 大きく強くないものの豊か。 2009-10-12 資本主義というものの誕生日が、 いつなのかはっきりしたことは言えないけどさ。 19世紀とかくらいに、ま、赤ん坊として生まれたわけだ。 生まれたばかりのときは、 それこそ、よちよち歩きだったろうけれどさ、 だんだんと背丈も伸びていって、 知恵もつけていって、 野生の少年みたいにやんちゃに育っていった、と。 ぐんぐん筋肉もつけました。 道具やら機械の使い方もじょうずになります。 組織としての動きやらも、できてきます。 基礎体力もすっかりついてきて、 とんでもなく大きくなりもしました。 これが、いつごろなのかは知らないけど、 とにかく青年になり大人にもなったわけだ。 戦争もしたよ、陰謀やら、ずるいこ