2017年1月、米陸軍医療研究・軍需品司令部(USAMRMC: U.S. Army Medical Research and Materiel Command)のあるメリーランド州フォート・デトリックで、「多領域戦場(マルチ・ドメイン・バトルフィールド)」環境下での負傷者救護をテーマとした会議がおこなわれた。 多領域戦場とは、陸・海・空・宇宙・サイバースペースと、文字通りのマルチドメインに跨って展開する統合部隊の作戦。将来的には、指揮官が、モビリティ(機動能力)またはリソース(資源)の制約された環境の中で、無人機システムを「フォース・マルチプライヤー(戦力多重増強要員)」として取り入れる計画となっている。 陸軍が発表した資料の中で、CH-47チヌークの外観にそっくりなドローンが紹介されていた。「DP14 Hawk」と名付けれらたこのミニ・デュアルローターは、製造元のドラゴンフライ・ピクチャ