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オーウェルに関するエントリは48件あります。 SF小説book などが関連タグです。 人気エントリには 『オーウェル『1984年』全訳完成 - 山形浩生の「経済のトリセツ」』などがあります。
  • オーウェル『1984年』全訳完成 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Big Brother is Watching YOU!!! 2023年の年頭に宣言した通り、オーウェル『1984年』の全訳をあげました。 genpaku.org html版と、pdf版があるので、まあお好きに。当然、クリエイティブコモンズなので、自由にお使いください。個人的にはいま出版されているどの翻訳よりもいいとは思うが、それは趣味もあるでしょう。商業出版したいとかいうところはあるかなー。なければ自分で電子ブックでも作って売ろう。 追記:商業出版したいというところが出てきたので (まだ確定ではありません) 、いまのうちにダウンロードしたりあちこちにばらまいたりしておくといいと思うぞ。(11/28) ビッグ・ブラザーのポスターでもトップにかざろうかと思ったけれど、みんなおどろおどろしいものばかりで、小説の記述に即したニュートラルなものがあまりないので少しびっくり。 訳していて、いろいろ含

      オーウェル『1984年』全訳完成 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    • ジョージ・オーウェル『1984年』を山形浩生訳で読んだら驚くほど面白かった

      有名だけど退屈な小説の代表格は、『一九八四年』だ。全体主義による監視社会を描いたディストピア小説として有名なやつ。 2017年、ドナルド・トランプが大統領に就任した際にベストセラーになったので、ご存知の方も多いだろう。「党」が全てを独裁し、嘘と憎しみとプロパガンダをふりまく国家が、現実と異なる発表を「もう一つの事実(alternative facts)」と強弁した大統領側近と重なったからかもしれぬ。 『一九八四年』は、学生の頃にハヤカワ文庫で読んだことがある。「ディストピア小説の傑作」という文句に惹かれたのだが、面白いという印象はなかった。 主人公のウィンストンは優柔不断で、あれこれグルグル考えているだけで、自ら行動を起こすというよりも、周囲の状況に流され、成り行きで選んでゆく。高尚な信念というより下半身の欲求に従っているように見える。 「党」を体現する人物との対話も、やたら小難しく何を言

        ジョージ・オーウェル『1984年』を山形浩生訳で読んだら驚くほど面白かった
      • 戦争の実情知らぬロシア国民、ジョージ・オーウェル風のメディア報道に囲まれ

        ドネツクとルハンスクの「人民共和国」の承認に関する国家安全保障会議でのプーチン氏発言を見守る女性=2月21日、サンクトペテルブルク/Anatoly Maltsev/EPA-EFE/Shutterstock (CNN) 悲痛な映像は、西側諸国の視聴者がウクライナの戦争で目にしているものとそっくりだ。1人の老婦人が分厚いコートで寒さをしのぎ、村を襲ったロケットで焼き尽くされた木造の家の前で泣きながら立ち尽くしている。「彼らに全てを破壊されました!」と老婦人は叫ぶ。「跡形もありません」 だが、これはロシア国営テレビ局「ロシア24」の映像だ。村を襲ったのはロシア兵ではなく、ウクライナ兵だと報じられている。ロシア人特派員はウクライナ兵を「ナショナリスト」と呼ぶ。民間人を「人間の盾」に使う「ネオナチ」「ファシスト」「薬物中毒者」だと言うリポーターもいる。 戦争のニュースはほぼ全て、ウクライナ東部の分離

          戦争の実情知らぬロシア国民、ジョージ・オーウェル風のメディア報道に囲まれ
        • オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

          Executive Summary トマス・ピンチョンのオーウェル『1984年』序文は、まったく構造化されず、思いつきを羅列しただけ。何の脈絡も論理の筋もない。しかもその思いつきもつまらないものばかり。唯一見るべきは、「補遺;ニュースピークの原理」が過去形で書かれていることにこめられた希望だけ。だが、考えて見れば、ピンチョンはすべて雑然とした羅列しかできない人ではある。それを複雑な世界の反映となる豊穣な猥雑さだと思ってみんなもてはやしてきた。だが実はそれは、読者側の深読みにすぎないのかもしれない。そしてその深読みが匂わせる陰謀論が意味ありげだった時代——つまり大きな世界構造がしっかりあって、裏の世界が意味をもった60-80年代——にはそれで通ったのに、1990年代以降はもっと露骨な陰謀論が表に出てきてしまい、ピンチョン的な匂わせるだけの陰謀論は無意味になった。それがかれの最近の作品に見られ

            オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
          • ジョージ・オーウェル『1984年』山形浩生訳 目次

            次へ:前へ:目次 『1984年』 Nineteen Eighty Four (1949) ジョージ・オーウェル 山形浩生 訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 2023年11月 注:めでたく書籍版が出ることになりました。このネット版は残しますが、書籍版の校正のごく一部しか反映しておりません。まったくの誤訳などはありませんし、雰囲気やストーリーはネット版で十分に伝わると思いますが、表現やわかりやすさなどで書籍版のほうがさらに一段改善されています。当然ながら解説やイラストなどの付加価値はなし。お買い求めいただければ幸甚! 第 I 部 第1章  第2章  第3章  第4章  第5章  第6章  第7章  第8章 第 II 部 第1章  第2章  第3章  第4章  第5章  第6章  第7章  第8章  第9章 第 III 部 第1章  第2章  第3章  第4章  第5章  第6

            • Newman ”JULIA": オーウェルの顔を長靴で踏みにじる粗悪なフェミ二次創作 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

              Executive Summary オーウェル『一九八四』をジュリアの視点から語り直した、フェミ版『一九八四』というふれこみで出てきた小説だが、その中身はというと、実はジュリアは体制側のスパイで、下々の男たちはみんな、ジュリアにハニーポットで陥れられただけのバカでした、というもの。『一九八四』はすべて、彼女の仕組んだ猿芝居でしかなかったという原作軽侮の極致。その彼女も裏切られて愛情省で拷問を受けるが、最後にネズミを食いちぎって男との格の差を示し、ビッグ・ブラザーへの憎悪を確信して、反乱軍を(一瞬で)見つけ出して囚われのビッグ・ブラザーと対面し、総攻撃に向かう。『一九八四』の世界やイデオロギー観に何も付け加えないどころか、女子をかっこよく描くためにむしろ退行した、原作に対する冒涜でしかなく三流フェミ二次創作。 Newman ”JULIA": オーウェルの顔を長靴で踏みにじる粗悪なフェミ二次創

                Newman ”JULIA": オーウェルの顔を長靴で踏みにじる粗悪なフェミ二次創作 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
              • まるで「1984年」の世界……ロシアのオーウェル図書館が目指すもの - BBCニュース

                この図書館は、ウクライナへの全面侵攻が始まった後に開設された。中にはディストピア(反理想郷)世界をつづった小説や、全体主義の危険性に関する本が並んでいる。

                  まるで「1984年」の世界……ロシアのオーウェル図書館が目指すもの - BBCニュース
                • オーウェル「動物農場」を題材とするゲーム『Orwell’s Animal Farm』2020年秋発売へ。豚の独裁者として動物を導く - AUTOMATON

                  イギリスのインディースタジオNerialは8月17日、作家ジョージ・オーウェルの「動物農場(原題: Animal Farm)」を題材とするアドベンチャーゲーム『Orwell’s Animal Farm』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/モバイル。発売時期は2020年の秋を予定している。「動物農場」の刊行日である1945年8月17日から75周年を迎えた当日2020年8月17日の発表となった。 『Orwell’s Animal Farm』は、作家ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」をモチーフとしたアドベンチャーゲーム。ベースとなる「動物農場」のストーリーをなぞりつつ、プレイヤーが選んだ選択肢によって物語に変化が生まれるようだ。なお本作は、オーウェル作品の権利を管理するThe Orwell Estateの承認を得て開発が進められている。 本作のモチーフとなる小説「動物農場」

                    オーウェル「動物農場」を題材とするゲーム『Orwell’s Animal Farm』2020年秋発売へ。豚の独裁者として動物を導く - AUTOMATON
                  • 「ロンドンは自分の国と感じない」 オーウェルも見た南北格差の今:朝日新聞デジタル

                    広場からスケボーの音が聞こえてきた。 普段はなかなか立ち寄れないが、今回の取材は、日々のニュースに追われている時には話す機会がないような場所で声を聴くことが狙いだ。彼らに声を掛けてみた。 イングラン…

                      「ロンドンは自分の国と感じない」 オーウェルも見た南北格差の今:朝日新聞デジタル
                    • 大英帝国は、いかにしてジョージ・オーウェルを生み出し、殺したか - マスコミに載らない海外記事

                      マーティン・シーフ 2020年5月20日 Strategic Culture Foundation ロシア経済の混乱とされるものや、想像上のロシア国民の惨めな状態について英国放送協会(BBC)は、いつものがらくた記事を報じ続け、アメリカの放送局、公共放送システム(PBS)が楽しげに、BBCワールド・ニュースを流して増幅している。 もちろん、それはすべてウソだ。当ウェブサイトに掲載される記事を含め、パトリック・アームストロングの信頼できる毎回の記事は、こうした露骨なプロパガンダへの必要な是正策だ。 だが他のあらゆる分野ででの、彼らのあらゆる無数の失態や失敗の中(Covid-19による、ヨーロッパで、百万人当たり最高で、世界中でも死亡率が最高の国の一つ)イギリスは世界的ニセ・ニュースで世界的リーダーのままだ。調子を控えめにし、気品のあるふりをしている限り、文字通り、どんな中傷でも、だまされやす

                        大英帝国は、いかにしてジョージ・オーウェルを生み出し、殺したか - マスコミに載らない海外記事
                      • Shotaro TSUDA on Twitter: "さいきん知ったのだけれど、ジョージ•オーウェルが亡くなる直前、「反共プロパガンダを担うのにふさわしくない、潜在的ソ連シンパ」のリストを作成し、外務省情報部門の職員に渡してたというのは、割とショッキングではある。そのリストには、チャ… https://t.co/8DJ64nYCgs"

                        さいきん知ったのだけれど、ジョージ•オーウェルが亡くなる直前、「反共プロパガンダを担うのにふさわしくない、潜在的ソ連シンパ」のリストを作成し、外務省情報部門の職員に渡してたというのは、割とショッキングではある。そのリストには、チャ… https://t.co/8DJ64nYCgs

                          Shotaro TSUDA on Twitter: "さいきん知ったのだけれど、ジョージ•オーウェルが亡くなる直前、「反共プロパガンダを担うのにふさわしくない、潜在的ソ連シンパ」のリストを作成し、外務省情報部門の職員に渡してたというのは、割とショッキングではある。そのリストには、チャ… https://t.co/8DJ64nYCgs"
                        • 山形浩生の長靴オーウェルの話がブクマ非表示なのでこちらで

                          Newman ”JULIA": オーウェルの顔を長靴で踏みにじる粗悪なフェミ二次創作 https://cruel.hatenablog.com/entry/2024/09/07/213502 山形さんはあんなにあちこち噛みつくのに自分はブクマであれこれ言われるの拒否!なのはどうなんかなと思う 『一九八四』を女性主体で書き直すというやり方自体は可能性があるのではないか どうしたら上手くいっただろうか >せめて、実はオブライエンがすべてを操るラスボスのビッグ・ブラザー (かそれを操る役)で、それをジュリアが最後にガン・カタで倒すくらいのサービスがあればまだ許せたかもしれないけど ↑これはちょっと読んでみたい

                            山形浩生の長靴オーウェルの話がブクマ非表示なのでこちらで
                          • トマス・ピンチョン「『1984年』への道:オーウェル『1984年』序文」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                            Executive Summary トマス・ピンチョンによるオーウェル『1984年』への2003序文。本書が単なる反ソ反共小説ではない。オーウェル自身、立派な左派社会主義者ではあった。だが彼は、制度化された社会主義が己の権力にばかりこだわり、スターリニズムに目を閉ざし、むしろ肯定するのに絶望していた。本書の批判は、そうした社会主義が己の権力温存のために使う手段の戯画化である。世界分割はヴェルサイユ講和会議や第二次大戦後の戦後体制の戯画化でもある。本書の批判はもちろん、現在のネット監視社会の予兆めいた部分もある。その一方で、宗教的な狂信は登場せず、反ユダヤ主義的な面もほとんどない。オーウェルは、本書で底辺労働者に希望を寄せている。そして最後に、ニュースピークについての過去形の論説を載せることで、ビッグ・ブラザー支配がいずれ倒れることを予見しているのかもしれない。彼は一般人の人間性、親子愛など

                              トマス・ピンチョン「『1984年』への道:オーウェル『1984年』序文」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                            • オーウェル「バーナム再考:現状追認知識人の権力崇拝とその弊害」(1946) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                              Executive Summary ジョージ・オーウェルが、第二次世界大戦中および大戦後に人気を博した通俗評論家バーナム『管理職革命』『マキャベリ主義者たち』を徹底的に批判した書評的エッセイ。バーナムは、マキャベリを引き合いに出して、政治は常にエリートのだましあいの権力奪取で大衆は奴隷、イデオロギーなんて大衆動員の口実、パワーこそ正義、と冷徹なリアリストを気取ってみせた。この見立てを元に、バーナムはドイツが勝っているときはナチスこそ新世界秩序の盟主、ソ連なんか一撃でおしまい、抵抗するな、受け入れよと説いたくせに、数年後にドイツが負け始めたら、ソ連最強でスターリン社会主義が世界を支配する、と手のひら返しを演じて見せた。だがこれは「知識人」にきわめてありがちな態度で、彼らに蔓延する敗北主義の根底でもある。「リアリズム」と称しつつ、臆病な現状追認の権力すりより行動でしかないのだ。根底にある社会の

                                オーウェル「バーナム再考:現状追認知識人の権力崇拝とその弊害」(1946) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                              • ジョージ・オーウェル『1984年』山形浩生訳 第 I 部

                                次へ:前へ:目次 ジョージ・オーウェル『1984年』第 I 部 第1章  第2章  第3章  第4章  第5章  第6章  第7章  第8章 第1章 四月の晴れた寒い日で、時計がどれも13時を打っていた。ウィンストン・スミスは、嫌な風を逃れようとしてあごを胸に埋めたまま、勝利マンションのガラス戸を急いですべりぬけたが、ほこりっぽいつむじ風がいっしょに入ってくるのを防げるほどは素早くなかった。 廊下は茹でキャベツと古いぼろマットのようなにおいがした。片方のつきあたりに画鋲で張られたカラーポスターは、屋内用には大きすぎた。描かれているのは、幅一メートル以上ある巨大な顔だけ。四十五歳くらいの男の顔で、濃く黒い口ひげと、頑強そうでハンサムな顔立ちだ。ウィンストンは階段に向かった。エレベータを使おうとしても無駄だ。調子がいいときでも滅多に動かなかったし、今は昼間には電気が切られていた。憎悪週間に向け

                                • 林 譲治 on Twitter: "@ray_fyk 「1984」で、配給が減ってるのに、配給が増えたことへの感謝のデモをする連中が出ていたが、読んだ時は、そんな奴いないと思ったものですが、ここはオーウェルに謝らなければなりません。"

                                  @ray_fyk 「1984」で、配給が減ってるのに、配給が増えたことへの感謝のデモをする連中が出ていたが、読んだ時は、そんな奴いないと思ったものですが、ここはオーウェルに謝らなければなりません。

                                    林 譲治 on Twitter: "@ray_fyk 「1984」で、配給が減ってるのに、配給が増えたことへの感謝のデモをする連中が出ていたが、読んだ時は、そんな奴いないと思ったものですが、ここはオーウェルに謝らなければなりません。"
                                  • 高田明美(マミと野明の母(?)♡) on Twitter: "その訳はジョージ・オーウェルの「1984」にも書いてあったように、言葉の意味を深く考えさせないためだとおもうんだよね。 https://t.co/0H97n9ufqh"

                                    その訳はジョージ・オーウェルの「1984」にも書いてあったように、言葉の意味を深く考えさせないためだとおもうんだよね。 https://t.co/0H97n9ufqh

                                      高田明美(マミと野明の母(?)♡) on Twitter: "その訳はジョージ・オーウェルの「1984」にも書いてあったように、言葉の意味を深く考えさせないためだとおもうんだよね。 https://t.co/0H97n9ufqh"
                                    • 暗いロシアに光投じる「ジョージ・オーウェル図書館」

                                      ロシア・イワノボにあるジョージ・オーウェル図書館で書籍に手を伸ばす司書のアレクサンドラ・カラショーワ氏(左、2023年10月20日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA / AFP 【1月28日 AFP】ジョージ・オーウェル(George Orwell)、ウラジーミル・ソローキン(Vladimir Sorokin)、フョードル・ドストエフスキー(Fyodor Dostoevsky)──。司書が、ロシアの暗い時代に光を放つ手助けになると考える作品を棚から数冊選び出した。 ここは、首都モスクワから車で5時間の距離にある工業都市イワノボ(Ivanovo)に昨年オープンした「ジョージ・オーウェル図書館(George Orwell Library)」だ。プロパガンダと検閲の強化に対抗すべく設立された。 老朽化した建物の中にある簡素な図書館には、コンピューター1台と数百冊の本が置かれ、司

                                        暗いロシアに光投じる「ジョージ・オーウェル図書館」
                                      • 動員 on Twitter: "ロシア語で「戦争反対(Нет войне)」と言えなくなり、仕方ないので「*** *****」と伏字にしたがこれも捕まるようになり、最終的にプラカードに「2単語」って書くようになったの、実にオーウェル的(それでも捕まる)"

                                        ロシア語で「戦争反対(Нет войне)」と言えなくなり、仕方ないので「*** *****」と伏字にしたがこれも捕まるようになり、最終的にプラカードに「2単語」って書くようになったの、実にオーウェル的(それでも捕まる)

                                          動員 on Twitter: "ロシア語で「戦争反対(Нет войне)」と言えなくなり、仕方ないので「*** *****」と伏字にしたがこれも捕まるようになり、最終的にプラカードに「2単語」って書くようになったの、実にオーウェル的(それでも捕まる)"
                                        • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『1984』ジョージ・オーウェル (著) |

                                          ジョージ・オーウェル (著), 田内 志文 (翻訳) 角川文庫 あらすじ街のあちこちに巨大な顔だけが印刷されたポスターが貼ってある。 絵の下には「ビッグ・ブラザーが見ている」と書かれたコピーが。 党があらゆる行動や言動を監視する近未来の世界で、ウィンストンは過去を捏造する仕事に従事していた。 自分の記憶を確かなものにするために日記をつけはじめたウィンストンは思いがけず若い娘・ジュリアから愛を告白され逢瀬を重ねる。 やがて党の反逆組織と接触し、禁断の書を手にいれるのだが…。 日記をつけはじめたウィンストン部屋にはテレスクリーンと呼ばれる機械が設置され、党からの情報が常に音声として流れ、またウィンストンが発する音声を党が傍受しいています。 こうして言動や思想が常に監視される世界で、ウィンストンは『真実省』に勤務し、党が決定した「真実」に基づき、過去の史実を書き換える仕事をしていました。 そのう

                                            ひと目でわかる!イラストブックレビュー『1984』ジョージ・オーウェル (著) |
                                          • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『動物農場〔新訳版〕』ジョージ・オーウェル (著) |

                                            そうなの。字を読み書きでき 優れた頭脳を持つブタが リーダーとなって計画し運営を 進めていくの。利益は皆で平等に 分配するのよ。 『動物農場〔新訳版〕』ジョージ・オーウェル (著), 水戸部功 (イラスト), 山形浩生 (翻訳) あらすじメイナー農場の動物たちは飲んだくれ農場主ジョーンズを追い出し、農場を自分たちのものとした。 すべての動物は平等であるという理念のもと、優れた頭脳を持つブタのナポレオン、雄弁なブタのスノーボールらをリーダーに動物たちだけで運営する「動物農場」を設立。 穀物を育て、風車を作り、農場を奪い返そうとやってきた人間たちと闘ったり。 協力し、助け合いながらやってきた動物たちですが、そのルールは少しずつ変化し、農場内の動物間でも格差が生じるようになり…。 平等であるはずの動物農場の行方は酒を飲んでばかりで動物たちの世話をしないジョーンズに腹を立てた動物たちは、彼に襲いか

                                            • 新型コロナ時代に、ジョージ・オーウェルが再び注目される理由(川端 康雄) @gendai_biz

                                              再帰する「オーウェル」ブーム ここ4〜5年、マスメディアやソーシャルメディアでジョージ・オーウェルの名を目にする機会が増えた。ふりかえるなら、米国を中心に、『一九八四年』が刊行された1949年から1950年代前半にかけて最初のブームがあった。つぎに「オーウェル年」と呼ばれた1984年に第2のブームが起こった。そうすると2016年から現在までつづいていると思われるこの盛り上がりは、この70年間で3度目の「オーウェル」ブームということになる。 もちろん70年以上にわたって『動物農場』(1945年)も『一九八四年』も、少なくとも英語圏では、版が一度も途切れることなく長く読まれてきたし、日本でも(通常の書物形態にかぎれば)『動物農場』は10点以上、『一九八四年』は3点の翻訳がこれまでに出され、持続的に読まれてきたのはまちがいない。上記以外でも村上春樹の『1Q84』刊行時の2009~10年に『一九八

                                                新型コロナ時代に、ジョージ・オーウェルが再び注目される理由(川端 康雄) @gendai_biz
                                              • マスク氏、NATO高官を「オーウェル的」と批判 小説「1984年」に言及

                                                米首都ワシントンのハイアットリージェンシーホテルで、ドナルド・トランプ次期大統領の演説を聴くイーロン・マスク氏(右、2024年11月13日撮影)。(c)Allison ROBBERT/AFP 【11月14日 AFP】世界一の大富豪イーロン・マスク氏は13日、自身が所有するX(旧ツイッター)への投稿で、北大西洋条約機構(NATO)軍事委員長のロブ・バウアー海軍大将について、英作家ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984年」を引き合いに出し、「オーウェル的」傾向があると批判した。 バウアー氏はシンクタンク「国際戦略研究所」のイベントで、「偽情報の流布やサイバー攻撃をはじめ、あらゆることが行われ、選挙に影響を与えている」と警告し、ソーシャルメディアによって「ボットファクトリーのあらゆる行為が増幅されている」と主張。 「言論の自由には大いに賛成だが、マスク氏がXに関して行っていることは必ず

                                                  マスク氏、NATO高官を「オーウェル的」と批判 小説「1984年」に言及
                                                • ジョージ・オーウェル 著『動物農場』より。すべての動物は平等である。だが一部の動物は他よりももっと平等である。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                                  さて、レーニンには主要な部下が二人いた。片方はレオン・トロツキー。インテリで理論面でも演説もうまい。本書ではスノーボールのモデルだ。されに自ら赤軍の先頭にたって、政府軍や帝国残党との戦いを率いるというまったく予想外の軍事手腕も発揮し、外交手腕も見事だった。それと常に対立し続けたヨシフ・スターリンは、理論的にも軍事的にも経済政策的にも垢抜けず、恫喝と暴力的な手口によるゴリ押しが十八番ながら、それで新生ソ連の窮地を一応は切り抜けたことも多く、またそれなりの権謀術策と政治的駆け引きには長けていた。これはもちろん、ナポレオンのモデルとなる。 (ジョージ・オーウェル『動物農場』ハヤカワ文庫、2017) こんばんは。昨日行われた衆院3補欠選挙の投票率は、東京15区でも島根1区でも長崎3区でも過去最低を記録したそうです。東京15区に至っては40.7%です。約4割。30人学級だったら18人が投票しなかった

                                                    ジョージ・オーウェル 著『動物農場』より。すべての動物は平等である。だが一部の動物は他よりももっと平等である。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                                  • DYSTOPIA @dystopia_sns 誰も傷つかない新SNS「DYSTOPIA」が本日 iOS,Andoroidでリリースされました。 このSNSでは誹謗中傷等の不適切な表現は AIにより検閲され、 自動的に適切な表現へと変換され投稿されます。 DYSTOPIAは、ジョージオーウェル著の1984年をオマージュした社会実験的なSNSです。 #新SNS #誹謗中傷 #1984年

                                                    • ジョージオーウェル『1984年』と日記を書くことの大切さ - 世界のねじを巻くブログ

                                                      ジョージ・オーウェルのSF名作 全ては記録することからはじまる、そんな小説を紹介しようと思います。 コロナ禍での監視社会へのおそれ、世界情勢、日本の政治などの状況も相まって なにかと取り上げられることの多かった ジョージオーウェルの『1984年』を久々に読み返してみました。 僕が紹介するのも今更感が漂うほどの有名な本ですが、 2020年はオーウェリアン、という言葉が流行するほど この作品に注目が集まりまったかと。 センター試験に1984年の文章が登場したことも話題になりましたね。 この本のあらすじとしては、 ビッグ・ブラザーと呼ばれる独裁者に支配された全体主義の国家で、 市民の思想や言動には厳しい規制が加えられ、 その暮らしは巨大なテレスクリーンなどで常に監視されている。 ひょうんなきっかけで、主人公は日記を手に入れ、 テレスクリーンから隠れて日記をつけはじめ・・・。 ざっくりこんな感じ。

                                                        ジョージオーウェル『1984年』と日記を書くことの大切さ - 世界のねじを巻くブログ
                                                      • 動物農場 G・オーウェル - dalichoko

                                                        今週のお題「575」 独裁者 いつの間にやら 支持してた まずは宮崎駿監督のインタビューをどうぞ。 → ”いま「動物農場」を公開する意味” www.youtube.com 1954年に作られた映画がリバイバルされた時のインタビューだ。 ジョージ・オーウェルというと『1984』の作者という知識程度しかなくて、デビッド・ボウイの楽曲や映画にもなった原作者とい印象しかなく、あまり近づいてこなかった。しかし先ごろたまたま見た『ワンダーウーマン1984』と『罪の声』という映画が1984年を題材とする映画を見て、オーウェルを読もうという気になった。そのときたまた本屋で目に入ったのが、同じオーウェルの『動物農場』だった。今年の天声人語でも紹介されたらしい。 人が運営する牧場をブタを中心とする動物が自ら運営する社会(農場)へと奪還するため人を追い出してしまう、という始まりの寓話はとても現実的だ。最初のほう

                                                          動物農場 G・オーウェル - dalichoko
                                                        • エッセイ集《一杯のおいしい紅茶》当時のイギリス情勢が生々しく伝わる灰色の味 - ジョージ・オーウェルの本 - chinorandom

                                                          作者名と並べてみた時に、これほど受ける印象が変わってしまうタイトルも珍しくないか……!? と思って、ちょっと笑いながら読み始めた。イギリス出身の人間が「紅茶」と口にする時は少しばかり身構えざるをえない。一体、何が飛び出してくるのやら、と半ばわくわくしながらも。 先日読んだジョージ・オーウェルの随筆集。 なんというか全体的に味のある古さをひしひしと感じるし、それは中身が当時の『イブニング・スタンダード』紙(新聞)などに掲載されていた随筆が多いというのもおそらくあって、なおさら生々しい。灰色の風味がした。おなじみの、作ってから時間が経って冷めたミルクティーの味。 ふと思ったのが、これと同著者の小説「1984年」を並べてみた時にどちらが好みだと思うかは、読者によって真っ二つに割れるだろうということだった。 もしも選ぶとしたら私は随筆が断然好きで。彼が自分の実体験をもとに撚り合わせた糸で紡いだ『お

                                                            エッセイ集《一杯のおいしい紅茶》当時のイギリス情勢が生々しく伝わる灰色の味 - ジョージ・オーウェルの本 - chinorandom
                                                          • カビで死んだ2歳の男の子 オーウェルも指摘した「忌まわしい」住宅:朝日新聞デジタル

                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                              カビで死んだ2歳の男の子 オーウェルも指摘した「忌まわしい」住宅:朝日新聞デジタル
                                                            • 【チェンソーマン考察】『1984』(ジョージ・オーウェル)との関連について - 野の百合、空の鳥

                                                              Ⅰ. はじめに 本記事では、『チェンソーマン』において銃の悪魔が出現した「1984年」という年(この年号が浮かび上がった経緯については後述)が意図的なものであると仮定した上で、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』と『チェンソーマン』との関連を考える。 具体的には、マキマ=ビッグブラザー、チェンソー=戦争、銃と自由、「戦争は平和である、自由は屈従である、無知は力である 」というスローガンと『チェンソーマン』のテーマといったトピックについて考えていく。 またその際、週刊少年ジャンプ2020年30号(2020/6/27時点での最新号)所収の『チェンソーマン』第75話「9,12」、および『チェンソーマン』全編と『1984』のネタバレを含むので注意されたい。 Ⅰ. はじめに Ⅱ. 「1984」という数字が出てきた経緯 Ⅲ. 『チェンソーマン』と『1984』との関連 ⅰ. ビッグブラザーとの関連

                                                                【チェンソーマン考察】『1984』(ジョージ・オーウェル)との関連について - 野の百合、空の鳥
                                                              • オーウェル『一九八四年』

                                                                一九八四年 Nineteen Eighty-Four ジョージ・オーウェル*1 訳:山形浩生*2*3 2024 年 1 月 27 日 *1 著作権消失済 *2 https://cruel.org/ hiyori13@alum.mit.edu *3 ©2023 山形浩生 クリエイティブコモンズライセンス 表示 - 継承 4.0 国際 i 目次 第 I 部 1 第 1 章 3 第 2 章 13 第 3 章 19 第 4 章 25 第 5 章 31 第 6 章 41 第 7 章 45 第 8 章 53 第 II 部 67 第 1 章 69 第 2 章 77 第 3 章 83 第 4 章 89 第 5 章 97 第 6 章 103 第 7 章 105 第 8 章 111 第 9 章 119 ii 目次 第 III 部 143 第 1 章 145 第 2 章 153 第 3 章 165 第 4 章

                                                                • 『動物農場』ジョージ・オーウェル|滑稽なのに恐ろしや - 書に耽る猿たち

                                                                  『動物農場』ジョージ・オーウェル 山形浩生/訳 ハヤカワepi文庫 2021.5.21読了 『一九八四年』と並ぶオーウェルさんのもう一つの代表作『動物農場』を読んだ。ブタの独裁政権の話であることは広く知られている。刊行されたのは1945年で古典の部類になるだろうが、今もなお色褪せない名作だと感じた。 アル中のジョーンズさんの農場にいる動物たちは、偉そうな人間たちに対し反乱を起こし人間を追い出す。他の動物よりも少し頭の良いブタがリーダーとなり、動物だけの農場が誕生する。人間のいない世界で、唄を歌い、仲良く秩序を保ち生活していたのだがー。 この作品はもともと「おとぎばなし」という副題がつけられていたようだ。つまり、実話ではなく風刺のように描かれた「ものがたり」であることを強調しているのである。何故なら、明らかにロシア(旧ソ連)の独裁政権を批判している内容だからだ。 動物目線で子供にも馴染みやす

                                                                    『動物農場』ジョージ・オーウェル|滑稽なのに恐ろしや - 書に耽る猿たち
                                                                  • アーレント、マッカーシー、オーウェルの予言 | 荒野に向かって、吼えない…

                                                                    一九七三年八月、ハンナ・アーレントはメアリー・マッカーシーに宛ててこんな手紙を書いた。 「私の印象では、ニクソンはこのウォーターゲートから本当に国家の救済者を装った勝利者として現れそうな気がします。悪いのは彼ではなく、ホワイトハウスでもなく、議会だというわけです。今彼のスピーチの抜粋と反応に対するコメントのいくつかを読んだら、私は自信を深めました。ニクソンは再び防戦にまわり、具体的にはなにも答えず――もちろん答えられるわけがありません――全体として恐れているかのように思われます。ただここでも、彼を支持するのはわずか三一パーセント(?)にすぎないのに、彼を弾劾したいと思っている人は一人もいないという主要な事実は残ります。言いかえると、政治の過程にこれほど大規模な犯罪が侵入してもだれも気にとめないということです。あるいはこちらのほうがもっとありそうなことですが、人々はこれに対して本当に何かをし

                                                                    • 1984年〔山形浩生訳〕 (天真楼文庫) | ジョージ・オーウェル, 山形浩生 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

                                                                        1984年〔山形浩生訳〕 (天真楼文庫) | ジョージ・オーウェル, 山形浩生 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
                                                                      • 全体主義の誘惑 オーウェル評論選 ジョージ・オーウェル著:東京新聞デジタル

                                                                        本書は、巧妙かつ徹底的な監視社会のディストピアを描いた小説『一九八四年』で知られる英国の作家ジョージ・オーウェルの評論集である。著者の政治評論を集めた原書から、訳者が九編を選んで新たに訳出している。各テキストが書かれた年代は一九四〇年から四九年までだから、四十六歳で早世したオーウェルの「晩年」の思索を伝える書物といえよう。 これほど「文学」と「政治」の関係を明晰(めいせき)に描き出した書物もそうはあるまい。書名は『全体主義の誘惑』となっているが、これはファシズムやナチズムだけを意味しない。オーウェルは全体主義を批判するに、しばしば「ナショナリズム」の語をもってするのだが、これもまた民族や国家の文脈に限定されるものではない。そうではなく「保守主義」「ケルト主義」「共産主義」「政治的カトリシズム」「人種差別」「階級感情」「平和主義」「自国嫌い」「反ユダヤ主義」「トロツキー主義」などをことごとく

                                                                          全体主義の誘惑 オーウェル評論選 ジョージ・オーウェル著:東京新聞デジタル
                                                                        • ノーム・チョムスキー:ロシア・ウクライナ戦争、メディア、プロパガンダ、オーウェル、ニュースピーク、言語について

                                                                            ノーム・チョムスキー:ロシア・ウクライナ戦争、メディア、プロパガンダ、オーウェル、ニュースピーク、言語について
                                                                          • 今週の本棚:荒川洋治・評 『一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ』=ジョージ・オーウェル著、小野寺健・編訳 | 毎日新聞

                                                                            (中公文庫・924円) 経験と未来を端的に書く イギリスの作家、批評家ジョージ・オーウェル(一九〇三~一九五〇)は、『動物農場』『一九八四年』などの名作の他に、生活、自然、作家活動を記録する数多くのエッセイを書いた。希代の文学者の素顔が伝わる一冊。全三七編による新編。文庫は初。 「一杯のおいしい紅茶」は紅茶の選び方、ポットでいれること、濃さが肝心、紅茶に入れるミルクから乳脂分を取り除くなど、一一項目。こまかく親切なので楽しい。世界最低といわれるイギリス料理を「弁護」。上等のイギリス料理には「個人の家庭以外ではまずお目にかかれない」とか。「暖炉の火」もいい。暖炉の第一の長所は「部屋の一隅しか暖まらないので、否応(いやおう)なしにみんなが仲良く一箇所に集まってしまう」点にある。「火というのは、二分と同じ形をしてはいない」。子どものときに火を知るのはとても大切なことだと。未来に向けた鋭い指摘だ。

                                                                              今週の本棚:荒川洋治・評 『一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ』=ジョージ・オーウェル著、小野寺健・編訳 | 毎日新聞
                                                                            • 〔週刊 本の発見〕ジョージ・オーウェル「ナショナリズムについて」

                                                                              毎木曜掲載・第258回(2022/6/16) 思考の歪みはどこからくるのか ジョージ・オーウェル「ナショナリズムについて」『オーウェル評論集』(岩波文庫) 評者:加藤直樹 ロシアによるウクライナ侵攻直後、様々な議論が飛び交ったが、中には首をかしげるような歪んだ論理に立つ主張も少なくなかった。たとえば「ロシアはウクライナに挑発されて、やむにやまれず侵略したのだ」といったものがそれだ。まるでDV夫の言い訳である。しかも、いつもは侵略に先頭で反対していたはずの人がそんなことを言い出すのである。だが、そういう人もロシアの侵攻を「支持している」というわけでもなさそうなのだ。いったいこれは何だろう。 こうした歪みの根底に動いている感情を「ナショナリズム」と呼んだのが、小説『1984』で知られるイギリスの作家ジョージ・オーウェルだ。普通、ナショナリズムという単語は愛国主義、民族主義、国家主義などの意味で

                                                                              • ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 象を撃つ

                                                                                下ビルマのモールメンにいた頃、私は大勢の人たちから憎まれていた――生涯でただ一度、憎悪に足るだけの要職に就くことになったわけだ。町の分署の警官だった私に、無目的で狭量な反欧州的感情はひどく辛かった。彼らに暴動を起こすまでの根性はなかったが、ヨーロッパ人女性が一人でバザールを通りがかろうものなら、たぶんドレスに蒟醤(*1)を噛んだ唾を吐きかけられることになっただろう。警官たる私は明白なターゲットで、やっても大丈夫そうな場合はいつでも苛められていた。はしっこいビルマ人がサッカー場で私を蹴躓かせ、審判(これもまたビルマ人)があらぬ方を見ていた時、群衆は胸糞悪い哄笑でこれを歓迎した。それが一度きりではなかったのだ。私の後を難の及ばぬ距離だけ離れて侮蔑のヤジが付きまとい、そこいら中にいる若者連の黄色い嘲り顔がいたく神経に障るようになった。中でも最悪だったのが仏教の若い僧たちだ。町にはそんなのが何千人

                                                                                • 『政治言語 記者 ジョージ オーウェル George Orwell』

                                                                                  George Orwell (25 June 1903 – 21 January 1950) 政治言語は、 作った嘘が 真実に聞こえ、 殺人を 立派なものにし、 純粋で 堅実な外観を 信じさせる事を 目的としています。 ジョージ オーウェル イギリス人作家、記者。

                                                                                    『政治言語 記者 ジョージ オーウェル George Orwell』

                                                                                  新着記事