昨年1~11月に全国の警察本部が受理した110番は、前年同期比6万7703件増の855万8988件だったことが警察庁のまとめでわかった。 東日本大震災や台風などの影響で内容別では「災害関係」が同23%増の6万7831件となった。 大震災の発生した3月11日は、全国的に助けを求める通報が殺到。岩手、宮城、福島の被災3県では、前年の1日平均(683件)を大幅に上回る計1942件が寄せられた。 一方、緊急性のない「要望苦情相談」は同約3万8000件増の102万5425件となった。2004年から8年連続の過去最多更新で、初めて100万件を突破。「漢字の読み方が分からないので教えて」「駐車場で車が出しづらいので代わりに動かして」といった内容もあった。