ファッションビル運営のパルコは、国内の若手服飾デザイナーを育てるため、一般の消費者から出資金を募るファンド(基金)を20日に設立する。 消費者が直接、応援したいファッションブランドに投資する仕組みは国内で初めてだという。 ファンドへの出資は、1口3万円。若手デザイナーが運営する服飾ブランドが対象で、集まった資金はファンドが1事業者あたり400万円を投資する。償還期間は1年3か月で、利益が出れば出資者に分配する。利益が出なかった場合は、そのブランドの服や小物を出資者に現物支給する方針だ。出資者には、ブランドの発表会に招待するなどの特典もある。第1弾として、20日から投資対象となる3ブランドの公募を始める。