宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原の硫黄山の周辺で、7日夜、火山性微動が観測され、気象庁は、火山活動がやや高まっているとして、噴気や火山ガスなどの突発的な噴出に注意するよう呼びかけています。 硫黄山では去年12月から弱い噴気が出ていることが確認されていますが、監視カメラによる観測では、今回の火山性微動の前後で特段の変化は見られないということです。気象庁は8日、現地に職員を派遣して、詳しい状況を調べることにしています。 硫黄山では、去年5月に火口周辺警報が解除されましたが、去年7月以降、たびたび火山性微動が観測されています。気象庁は、硫黄山の周辺では火山活動がやや高まっているとして、噴気や火山ガスなどの突発的な噴出に注意するよう呼びかけています。