不正アクセスによるIDとパスワードの漏洩を受けて、MD5によるハッシュ化について話題になっていました。システムを作る上で、パスワードの管理や認証はどう設計すべきかを考えるために、少し整理をしてみます。もし事実誤認があれば、どしどしご指摘ください。 == 2023/8/21追記 == この記事は、ハッシュの保存の仕方一つとっても、沢山の対策方法が必要であるということをお伝えするために記載しています。そして、これから紹介する手法を取れば安全とお勧めしている訳ではないので、その点をご留意いただければと思います。攻撃手法に応じての対応策の変遷を知っていただくことで、セキュリティ対策は一度行えば安全というものではないことを知って頂くキッカケになれば幸いです。 == 追記終わり == パスワードのハッシュ化 まず最初にパスワードの保存方法です。何も加工しないで平文で保存するのは駄目というのは、だいぶ認
はじめに このブログに書かれていること 自己紹介 注意 Part1 古典暗号 2つの暗号方式 スキュタレー暗号 アルゴリズムと鍵 シーザー暗号 原理 頻度分析 アルベルティ暗号 ヴィジュネル暗号 如何にしてヴィジュネル暗号は破られたか Part2 近代暗号 エニグマ エニグマの登場 エニグマの基本構造 如何にしてエニグマは突破されたか 前提条件 必ず異なる文字に変換される性質を利用 ループを利用 まとめ 参考文献 採用情報 はじめに このブログに書かれていること 前半 古代暗号から始まる暗号の歴史 エニグマの構造と解読法について 後半(後半ブログは こちら) RSA暗号の基本 楕円曲線暗号の基本 自己紹介 こんにちは!株式会社ABEJAの @Takayoshi_ma です。今回のテックブログですが、ネタに5時間程度悩んだ挙句、暗号を取り上げることにしました!暗号化手法の解説にとどまらず、そ
この記事を読もうと思ったということは,あなたはそこそこできるプログラマ,あるいは社内でも自他ともに優秀と認められるほどの実力者かもしれません. ただし,そんな状況でも業界で名が知られる優秀な人や社内の上級プログラマと対峙した時身構えてしまい相手の不思議な理論に屈服してしまう経験はありませんか?本気でプログラミングをすれば互角,あるいは言語によっては自分の方が明らかに上だと自負できる状況にもかかわらず. そんな中,そこまで優秀そうに見えないのにうまくマウンティングを回避しているプレーヤーを見たことはないでしょうか? 彼らと自分は何が違うのか? 簡単に言えば,知ってるコンピュータ科学の量と,何らかの物事に対して同調するのではなく先駆者的にそれを宣言することです.それを少しでも発揮できる名著をこれからご紹介します. ※安心してください,日本語の書籍だけ紹介します. Coders at Work
アルゴリズムを理解するのにビジュアル化することは非常に有効で、プログラムをビジュアル化することで理解が進むのもまた同じ。そこで、アルゴリズム・プログラミングの理解が進むようにと、アルゴリズムを記述したプログラムコードを一挙にビジュアル化することで、アルゴリズム&プログラミングを同時に学習できる一挙両得なサービス「VisuAlgo」が公開されています。 VisuAlgo - visualising data structures and algorithms through animation https://visualgo.net/en 上記のVisuAlgoサイトで試しにソートアルゴリズムの基本プログラム「バブルソート」をビジュアル化してみます。「Sorting」の「bubble」をクリック。 検索窓の下に「bubble」と表示されたのを確認したら「Sorting」の画像をクリック。
無料からスタートしてうまくいったら有料化。 新しい映画「Algorithm」(アルゴリズム)は、フリーランスのハッカーが政府機密を扱うシステム会社に侵入し、彼らが最近開発したプログラムをすべてダウンロードするという内容です。そんなテーマにふわさしく、この映画のビジネスモデルも今どきのテクノロジー業界の動向を反映しています。まず無料で公開し、あとから有料にするんです。 「Algorithm」はまず、日本時間7月14日午前7時1分から24時間、Vimeo上で公開されました。現在公式には公開終了していますが、こちらでは引き続き視聴可能です。 今後8月1日(米国太平洋時間)にはストリーミングとダウンロードで本格公開されます。そこでもし需要があると判断されれば映画館での上映となります。なので現時点での収益源は視聴者からの寄付のみとなっています。 このビジネスモデルのベースとなっているのは書籍「リーン
トップクラスだけが知る「このアルゴリズムがすごい」――「探索」基礎最速マスター:最強最速アルゴリズマー養成講座(1/4 ページ) プログラミングにおける重要な概念である「探索」を最速でマスターするために、今回は少し応用となる探索手法などを紹介しながら、その実践力を育成します。問題をグラフとして表現し、効率よく探索する方法をぜひ日常に生かしてみましょう。 まだまだ活用可能な探索 前回の「知れば天国、知らねば地獄――『探索』虎の巻」で、「探索」という概念の基礎について紹介しました。すでに探索についてよく理解している方には物足りなかったかと思いますが、「問題をグラフとしてうまく表現し、そのグラフを効率よく探索する」というアルゴリズマー的な思考法がまだ身についていなかった方には、得るものもあったのではないでしょうか。 前回は、「幅優先探索」と「深さ優先探索」という、比較的単純なものを紹介しましたが
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