民主党が政権獲得時に実行する内閣・公務員制度改革をまとめた「霞が関改革構想」が1日、明らかになった。副大臣らの増員や大臣補佐官新設で、議員130人超を政府に登用し、現行よりも倍増させる。政府と与党の一体化を進め、政策遂行面で官僚主導から政治主導への転換をはかる。 この構想は、民主党行政改革調査会(松本剛明会長)が昨年秋以降、「霞が関改革・国家公務員制度等改革重点事項」として検討してきた。現行制度では、閣僚や副大臣、政務官、首相補佐官として与党から70人前後が内閣に入るが、民主党は政治主導を貫くには人数が少ないと判断した。 構想では、官房副長官、首相補佐官、副大臣、政務官の従来の官職への議員登用は100人程度まで増やす。加えて各閣僚のブレーンとして「大臣補佐官」を新設して、数十人の議員を投入する。 また国会議員の兼職制限を緩和し、官僚の事務次官級ポストとなっている「官房副長官補」に、議員を送