民主党の山岡賢次国対委員長が6日、永住外国人への地方参政権付与法案を今国会に提出する方針を突然打ち上げたことに波紋が広がっている。地方参政権付与は国民主権にかかわる重大事だが、民主党は党内意見の集約を終えておらず、衆院選マニフェスト(政権公約)にも載せなかった。それだけに民主党では慎重派がさっそく反発しており、「寝耳に水だ」(幹部)と否定的な声も強い。だが、小沢一郎幹事長が賛成派である上、もし与野党が党議拘束を外して採決すれば、法案が成立してしまう恐れもある。(榊原智) 「今国会に法案を出して継続審議にしておけば、来年の通常国会の早い時期に成立できる。告知期間を置いても平成23年の統一地方選挙に間に合う」 民主党のある推進派は、山岡氏の方針を聞き、こんな胸算用を披露した。 地方参政権付与をめぐっては、鳩山由紀夫首相が5日の衆院予算委員会で「前向きに考えている」と表明した一方、「民主党内に多
「コンクリートには何も罪はありませんよね!」 自民党の「建設族」として知られる脇雅史参院議員は、6日の参院予算委員会でこう述べ、公共事業削減を進める鳩山政権を猛攻撃した。 脇氏は政府・民主党が掲げる「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズを取り上げ、「私のところに『コンクリート』という言葉を社名に使っている建設会社から大変な苦情が来ている」と怒りをぶちまけた。 これには、さすがに首相も「申し訳ない」と陳謝。脇氏が「コンクリートなしに防災ができるのか」とたたみかけると、首相は「人の命を守るためにコンクリートは必要だ。コンクリート業界の人に頑張ってほしい」とエールを送るしかなかった。
政府は6日、日本最南端の無人島、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)に港湾施設を設ける方針を決めた。平成22年度予算に必要経費を計上し、調査や設計に着手する。沖ノ鳥島周辺にはレアメタル(希少金属)などの海底資源が存在するとみられているが、中国政府は排他的経済水域(EEZ=海岸から約370キロ)を設定できない「岩」だと主張している。政府は沖ノ鳥島に調査・開発などの経済活動の拠点を設けることで「島」であることを内外に示す構えだ。 沖ノ鳥島は東京の南南西約1700キロの北緯20度25分、東経136度4分に位置する。満潮時の高さ、幅ともに数メートル程度の2つの小島を環礁が取り囲む。船舶の接岸施設はなく、上陸するには沖合に停泊し、ボートで島に近付くしかない。 このため、政府は環礁部分に船舶が接岸できる港湾施設を建設し、島の護岸管理や海洋調査の拠点とする方針。国土交通省は22年度予算の概算要求で「離島における活
政府・民主党は5日、同党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)からの陳情については特別扱いとして鳩山由紀夫首相ら官邸首脳や各省庁への直通ルートでも受け付ける方針を固めた。2日の党役員会で国会議員や地方組織、自治体、業界団体の陳情に関し小沢一郎幹事長率いる幹事長室への窓口一本化を決めたばかり。しかし、連合にかぎっては幹事長室のほか、鳩山首相、平野博文官房長官、各省庁の政務官の3ルートでの陳情も認めて優遇する。 関係者によると、政府は5日までに連合と傘下の産業別労働組合(産別)が省庁政務官を通じて政策要請を行うことを容認した。連合を別格扱いするのは、「衆院選で全面支援を受けた」(政府関係者)ため。 連合の陳情のうち、政策課題に関するものは政府側の3ルートで受け付け、法案の修正、選挙態勢の要請や、連合と党のトラブル処理など政策課題以外は幹事長室ルートで受け付ける。幹事長室ルート以外の政府3
2009年11月6日 本文は、カーネギー研究所が発表した英文のプレスリリース文の意訳です 天文学者たちは従来の100倍以上の範囲で夜空の奥底を探索し、ビッグバン後約8億年の宇宙初期にある銀河を 22 個発見しました。そのうち1個は、ビッグバンから 7.8 億年後の宇宙に存在していることが、その銀河の水素ガスが出す輝線から確認されました。この発見は、ドロップアウト銀河と呼ばれる過去の宇宙に見られる銀河が、ビッグバン後約8億年まで遡っても存在していることを初めて証明するものです。同時に、この広い範囲で見つけられた超遠方銀河から、宇宙史の大イベントである宇宙再電離がいつ始まったかを知る手がかりが得られました。この研究は、2009年12月発行の米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載されます。 ハッブル宇宙望遠鏡の新カメラ WFC3 をはじめ、観測の技術は日々目覚ましく向上し
系外惑星で2例目の有機物発見 【2009年11月6日 Spitzer Newsroom / JPL】 150光年の距離にある高温のガス惑星から、メタンや二酸化炭素が検出された。メタンのように生命に関わりのある有機物が太陽系以外の惑星で観測されたのは、これで2例目。 NASAジェット推進研究所のMark Swain氏らは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)や赤外線天文衛星スピッツァーを使い、HD 209458bと呼ばれる系外惑星を観測した。HD 209458bは、ペガスス座の方向約150光年の距離にある有名な系外惑星で、これまでも水蒸気など大気の成分が観測されている。 同チームの観測では、HSTの近赤外線カメラと多天体分光器で水蒸気や二酸化炭素、メタンなどを検出し、スピッツァーの測光器と赤外線分光器で存在量を調べた。 2008年に、同チームはHD 189733bと呼ばれる系外惑星で初めて有機物を検
新型インフルエンザワクチンについて厚生労働省は6日、12月から接種が始まる予定だった「10歳以下の小児」の接種時期を前倒しし、今月中に接種が可能とする方針を示した。入院患者の8割以上が小児に集中していることなどを受けた措置で、東京都や大阪府などはすでに前倒しを発表している。 すでに一部の自治体で接種が始まっている「妊婦」と「持病のある人」に加え、10歳以下の小児も今月から接種ができるようになる。ただワクチンの供給量は変わらず、判断は現場の自治体に委ねられるため、今後は現場での混乱も予想される。 一方、国立感染症研究所は同日、1日までの1週間に全国約5千カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数が15万9651人、1医療機関当たり33・28人となり、全国平均で警報レベルの「30人」を超えたと発表した。推定患者数は154万人で、7月上旬以降の累計患者は585万人。
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