関西で生まれ、江戸時代、江戸で開花したお蕎麦文化。 その頃のお蕎麦の道具は、使い捨てのような雑器ではなく、丁寧に作られ「用途の美」をそなえたものでした。 たとえば、「そば猪口は、お蕎麦一枚の24倍のお金を掛ける・・・。」 こういった贅沢な話も残っています。おなかを満たすだけでなく、お蕎麦を心ゆくまで愉しんでいたようです。 そば猪口は、この時代に、口径、高さの比、口造りなど完成された形となり、現在のそば猪口も、当時からほとんど変わりがありません。 そば猪口は、その名の通りお蕎麦の道具としてその名があるのですが、完成された使いやすさは、湯のみや小鉢としてもその魅力を発揮してくれます。 重なりも良く、収納する場所にも困りません。とっても頼もしいうつわと言えますね。 そば猪口・青海波文 大海原の永遠に続く波がモチーフの青海波文です。 植山昌昭 4,950円 灰釉ビードロホタテ豆皿 点心をほんの少し