和歌山県田辺市中辺路町川合の旧二川小学校を活用して、探究型や多言語教育を掲げる私立小中学校を創設する構想が浮上している。旧校舎が再び学校としてよみがえれば、地域が活気づくと地元区も期待。市に誘致を求める要望書を提出した。 二川小は、児童数の減少に伴い2013年3月に閉校。その後、地域では行政とともに活用方法を模索してきたが、現在のところ地元団体「ふたかわ超学校」が映画会やマルシェで利用しているものの、恒常的な活用には至っていない。 誘致を考えている「うつほの杜学園」(仮称)は、和歌山市の一般社団法人ワカヤマスコラボ(仙石恭子代表)が25年に小学校、29年に中学校の開校を計画している。 学園は「人とまちを元気にする学校」を目的に、グローバル(世界)とローカル(地方)の視野を持つリーダー育成を目指す。子ども主体で思考を深める学習を実践。子ども同士の協働、フィールドワークも重視し、社会に開かれた