むろん、北海道や東北地方にもネズミはいます。 ネズミというと、ハツカネズミやドブネズミ、クマネズミなど、害をなす不衛生なものばかりを想像しますが、アカネズミやヒメネズミ、ハタネズミ…といったネズミも山中にいます。 体重が軽く身体の小さいネズミは、人間やそれ以上に大きく重たい哺乳類よりも発熱効率が悪く、そのわりには体表面積があるので、黙っていればどんどんと体温が奪われます。そのために、皮下脂肪を蓄え、かつ、冬の食物の少ない時期にも耐えられるよう、秋のうちに木のうろや地中に木の実を隠していたりするのです。 これらのネズミの中には、木のうろに隠れているものもいますが、地中で活動しているものも多いです。 アカネズミなどは、地面の中に穴を掘って棲んでいます。 冬に、ネズミ捕りの檻にかかったネズミを、そのまま夜間放置しておくと、運動もできずに食べ物も無い中では、すぐに死んでしまいます。身体が小さいネズ