少し前に、橋下徹府知事が公式twitterで下記のような主張をしていた。 まあ、ありがちな保守政治家の発言ではある。今になって主張したのは、先日にインドネシアへ訪問したことが背景にあるのだろう。 リップサービスを真に受ける政治家というのも困るが、今回は「もちろん日本国の行為を絶対的に正当化するわけにはいかない」と留保しているし、橋下知事にしては慎重と評価することもできる。 しかし橋下知事の受けてきたという教育は個人的な体験談にすぎない。少なくとも一般的な歴史教育では、日本以外の欧米諸国が植民地政策を行っていた史実を当然のように教えているはずである。 そして、どこまで歴史教育で細部を教えるかということには時間的な制約もあって難しいところがある。日本が植民地獲得競争に乗り出したことでオランダ支配を脱したという歴史を語ろうとするならば、日本の苛烈なインドネシア支配についてもくわしく言及しなければ