スマートフォンに登場したアニメキャラクター(画面内の左側)と一緒に撮った写真を見せる姉弟=鹿児島県西之表市で2013年11月2日午前11時12分、津島史人撮影 鹿児島県の種子島で2日、国産のGPS(全地球測位システム)衛星「みちびき」の精度を確かめる大規模な実証実験があった。現在カーナビなどに利用されるGPSは米国の衛星を使い、誤差は約10メートル。みちびきは、米のGPSを補完する目的で2010年9月に打ち上げられた。日本のほぼ真上を通る軌道にあり、山岳や高層ビルの谷間でも位置情報の精度が高まる。実験は誤差を1メートル前後に縮小できることを確認し、将来は観光や輸送業のほか遭難救助や広域災害時の情報提供への活用も期待される。【津島史人】 【写真特集】活躍している人工衛星 実験は財団法人・衛星測位利用推進センターとソフトバンクグループによる共同事業。参加者は公募に応じた小学生以上の約350人