新潟県村上市の小さな山「日本国(にほんこく)」の山開きイベントで発行を予定していた登頂証明書の名称「日本国征服証明書」が批判を浴び、変更を余儀なくされた。周辺国との領土問題がある今、「不謹慎だ」と苦情が寄せられたためだ。 地元では「征服」という表現が昔から使われており、突然の批判にとまどいを隠せない様子だ。 「不謹慎だ」とクレームを受ける 村上市小俣から山形県鶴岡市の両県にまたがる日本国は標高555メートルの小さな山だ。毎年5月5日には市民らによって山開きイベントが開催され、地元の踊りや太鼓の演技が披露されるほか餅つき大会や特産品の出店などが行われている。例年500人以上が山に登り、イベントに参加する人はそれ以上だという。 問題になったのはイベントの一環として計画された、山頂に登った人に渡される登頂証明書「日本国征服証明書」だ。証明書は地元グループ「日本国を愛する会」が発行するもので、地元