これは一体どういう”罰”なのか…。 この作品を購入する人が現れることで、 一年間にわたり私は「パ」という音節を口にできなくなってしまうのだ。 24時間、365日、その状態を維持し続けることが、 耳で聴くことのできないヴォイス・「パ」フォーマンスとなるだろう。 潜在的に一年間続けられる「パ」フォーマンスが顕在化するのは、 ミスコミュニケーションやディスコミュニケーションといった現象が生じる瞬間だけである。 正直、いま自分の身に何が起ころうとしているのかわからない。 だからこれから起こる出来事を日々、日誌として記録しよう。 そしてそれを”「パ」日誌”と名付けよう。 “「パ」日誌メント” 聴くことのできない一年間のヴィオス・「パ」フォーマンス、開演間近。開演中 2010年10月 山川冬樹 誓約書 “私、山川冬樹は『「パ」日誌メント』の販売にあたり、以下の事項を厳守することをここに誓う。 2011