米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)新機種「iPhone5」の予約受付が始まった14日、国内販売するKDDIとソフトバンクモバイルが、高速データ通信サービスの割引料金や料金発表時刻をめぐって神経戦を繰り広げた。 高速データ通信規格「LTE」に対応したサービスの定額料金は、なぜかNTTドコモを含めた3社とも月額5985円。初めてLTEに対応したiPhone5の発売を機に、KDDIとソフトバンクはかねて「キャンペーン価格はありえる」(孫正義ソフトバンク社長)などと割引料金の導入を示唆していたが、予約当日、主要店舗に行列ができ始めても「キャンペーン価格」の内容は“企業秘密”。 最初に動き出したのはKDDI。午後2時30分に急遽、iPhone5向け「4G LTE」の記者会見を都内で実施したが、石川雄三KDDI取締役執行役専務は「キャンペーン価格は午後4時までにホームページでお知らせできる」