【漂流 児童ポルノ】(下)「単純所持」めぐり法改正停滞…2歳の娘をポルノにする母 (1/3ページ) 2009.6.30 18:31 「国際的な潮流があり、禁止しないとわが国の信用にかかわる」「ポルノの単純所持にこだわりすぎだ」…。「児童ポルノ」をめぐり、国会で激しい応酬が繰り広げられている。衆院法務委員会で6月26日、児童買春・児童ポルノ禁止法改正が審議入りした。だが、意見の食い違いが目立ち議論は一向に進まない。 児童ポルノ画像を「持っていること」を罰する「単純所持」についての議論になると、そこで止まってしまうのだ。 日本ユニセフ協会によると、「単純所持」を禁じていないのは、主要8カ国(G8)で日本とロシアだけだ。与党は昨年6月、単純所持を禁止した上で、「性的好奇心を満たす目的」の所持には罰則を科す改正案を衆院に提出した。対する民主党は単純所持の禁止は「画像を一方的に送りつけられただけで