同志社大の礼拝堂での結婚式を前に記念写真を撮る新郎と新婦=上京区ステンドグラスが印象的な同志社大の礼拝堂で、結婚式のリハーサルに臨む新郎と新婦=上京区 【筒井次郎】青春の思い出の地である、母校の大学で結婚式を挙げるカップルが増えている。キリスト教系の同志社大(京都市上京区)では重要文化財の建物で、関西学院大(兵庫県西宮市)では名建築家の礼拝堂で卒業生らが愛を誓う。大学側には少子化の中で愛校心を育む思惑もある。 土曜の午後、赤れんがの学舎が並ぶ同志社大今出川キャンパス。創立者の新島襄の肖像画が掲げられた重要文化財の礼拝堂に、オルガンの音色が響いた。 式を挙げたのは、卒業生の久保達治さん(37)と瞳さん(32)。親族や友人ら約20人から祝福された。高校から同志社の達治さんは「学んだ場所で今までのことを思い返すことができた。一生忘れられない式になった」と笑顔。同志社女子中高から同大に進んだ