これまた10/6に京フェスの合宿で行った「未訳SFの部屋」の発表のまとめです。趣旨としては発表者のお気に入りの未訳作品を紹介するというものですが、ただ一方的に話すのでは聞く側もダレてくるという今までの経験から、今回は発表者がそれぞれの手駒のキャッチコピーを挙げ、観客が聞きたい方を投票で決めるという観客参加型バトルロイヤル形式で行ってみました(ちなみに私が負けました)。以下では紹介できなかったものも含めた作品について述べています。 ケン・スコールズ "Edward Bear and the Very Long Walk"(2001) 今回の紹介の裏テーマとして、ここ10年くらいでハヤカワSF・FT文庫で翻訳が出たにも関わらず特に話題にもならないまま消えていったーーしかし海外では変わらず精力的に活動しているーーそんな作家の「あの人は今」を扱おうというのがありました。イアン・マクドナルドみたいに