ネットの通販サイトで売られている商品のレビューは、出品者にとって、売り上げを大きく左右する極めて重要なファクターとなっている。そうした中、多くの出品者が、レビューを、広告や宣伝の手段として、不正に操作している実態がわかってきた。ライバル会社の商品の評判をおとしめるための「サゲレビュー」まで登場。仁義なきレビュー戦争が始まっている。(ネット広告の闇 やらせレビュー取材班) ことし8月、神奈川・箱根町のホテルに20人ほどのビジネスマンが集まって勉強会が開かれた。 参加者はいずれもアマゾンで商品を販売している人たち。 それぞれが被害にあっているという不正なレビューへの対策を話し合うのが目的だった。 ある参加者が紹介したのは、出品していた靴下への低評価の「サゲレビュー」。 「穴が開いていた」と、汚く脱ぎ散らかした写真が掲載されていた。検品して出荷したにもかかわらず、返品されてきた商品は真っ二つに切