女性が働くと事実婚が増える?事実婚は入籍をせず夫婦として一緒に生活をしている人たちのことを指します。法律や社会的承認によらず、二人の意志で結婚関係を決定する自由主義、個人主義的な結婚のかたちです。相手にとってベストパートナーで居続けることがお互いに求められる大人の関係ともいえます。恋愛結婚や共働きが当たり前の時代に、家と家、結婚と国家の結びつきを重視するこれまでの結婚制度が補えない価値観のなかに広がっている実態があります。なかでも事実婚のニーズを高めている背景には、女性の社会進出があります。年収が高い女性には配偶者控除などの制度も無効となるので、結婚して籍を入れるのは子供のためだけという人も増えているようです。これまでのように男性に経済的に従属する構図が減っていることが大きな要因といえます。責任ある仕事をするワーキングマザーも増え、お金や生活のためだけに働いているのではないという自負心があ