昨日のさなメモ「叱ってもらえることの重要性」にいろいろ反応をありがとうございます。 その中で書いたお稽古事エピソードだが、内田樹先生が去年こんなことを書いていたことをツイッターで教えてもらった。愛読ブログなので読んだはずなのだけど忘れていた。リンクもするけどちょっとだけ引用したい。 昔の男たちは「お稽古ごと」をよくした。 夏目漱石や高浜虚子は宝生流の謡を稽古していた。山縣有朋は井上通泰に短歌の指導を受けた。内田百閒は宮城道雄に就いて箏を弾じた。 そのほか明治大正の紳士たちは囲碁将棋から、漢詩俳諧、義太夫新内などなど、実にさまざまなお稽古ごとに励んだものである。 植木等の歌に「小唄、ゴルフに碁の相手」で上役に取り入って出世するC調サラリーマンの姿が活写されているが、1960年代の初めまで、日本の会社の重役たちは三種類くらいの「お稽古ごと」は嗜んでおられたのである。 なぜか。 私はその理由が少