ハラレ(CNN) ジンバブエのツァンギライ首相夫妻が乗った乗用車が6日、トラックと衝突し、夫人が死亡、自らが負傷した事故で、同首相は9日、事件性があるとは信じないとの考えを示した。 事故をめぐっては、今年2月に野党から連立与党に転じた同首相率いる民主変革運動(MDC)内から暗殺未遂説が浮上、独立捜査を求める声も上がっていた。 負傷の治療を受けていた隣国ボツワナから9日に帰国した首相は、「この種の事故が起きれば、憶測が出る。しかし、事件性の関与は千分の一の可能性だ。事故が妻の命を奪った」と述べた。 首相は事故後、MDCメンバーに対し、トラックが自らの車を狙い、走ってきたとも説明、暗殺の可能性が強まっていた。 ジンバブエでは昨年春の大統領選結果をめぐって、長期独裁政権を敷くムガベ大統領とMDC議長として出馬したツァンギライ首相の双方陣営が激しく対立、周辺諸国の仲介をへて2月の連立政権樹立で合意