以前ある経営者から聞いた話を、最近よく思い出す。 「福沢諭吉は世論をつくろうとして、3つのものをつくった。なんだと思いますか。 それは、学校(慶應義塾大学)と、メディア(時事新報)と、サロン(交詢社)です」 調べても出所がわからないので、福沢諭吉自身がそういったのかどうか定かではないのだが、結果としてそうなっていることは確か。 このところ大企業だけでなく、スタートアップ企業がオウンドメディアや自社カンファレンスを立ち上げる事例が増えている。マネーフォワードとかアソビューとかスペースマーケットとか。 ブログやSNS、オンラインサロンで発信する有名人もたくさんいて、DMMをはじめオンラインサロンビジネス花盛り。 自社(自分)をメディア化し、発信していけるかどうかが、企業にとっても個人にとっても生存戦略になりつつある。 オウンドメディアをつくる費用は、もはや限りなくゼロに近づく一方で、さまざまな