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買ってよかったもの
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年明けからいろいろあった上、春からは週2日美大に行くようになって、なんだかいろんな変化についていけなくって、去年に比べて今年の私は、何年かまとめて歳を取ったような気がしてた。 人生って、たまに転機ってやつがあるもんなんだな。 んなわけで、今年のパリは、昨年のパリと同じようでいて、ちょっと違う気がします。 私が違うだけかと思っていたけど、テロの連鎖のあとで、街もちょっと違う。 観光客少ない。 街は日常だけど、やっぱり、何かが違う。お互い。 ちょっと元気がない、とも言えるけど 逆に言えば、私自身は肩に力が入っていなくて、いい塩梅に自然体になった。 ソルボンヌの文明講座に通うんだー! なんていう去年の意気込みも今年はないし 去年に行きたい場所はだいたい頑張って行ってしまったので、今年はその穴埋めをして歩くか、おさらいをして歩く。 ともだちにちょい逢う予定を入れたぐらいで、なんの縛りもないから 一
ーあなたはこれをこの街の気配だと言うけれど、なぜこの色を使ったの? そしてなぜ、これはこんなに力強いの?
フランスにアートレジデンスに来ています。 なんでそうなったんかというあたりは長くなるのでまた改めて。 それで、こないだこっちのアーティストさんたちとごはん食べてたときにした話について、書く。 「こけし」がテーマ。 レジデンスするアトリエを借りる前日にJoignyというパリから1時間ほどの街に到着して こちらに住んでいるフランスの友人の家に1泊させてもらいました。 彼女はパリから移り住んできた脚本家&画家の女性。私よりずっと若くてとってもきれいで、ほんまええ子なんよ。 (突然関西弁)。 彼女の家には、ポーランドからやってきた写真家の、これまたかっこいい女の子が この街に住めないかと家と仕事を探すために一時的に滞在していて、朝おしゃべりをしていて、こんな話になった。 私が日本から持参した、七福神の絵が描いてある九谷のぐい飲みを、前の夜にそれぞれの人にあげたんだけど それがすごく気に入ったからこ
お久しぶりです。 絵ばかり描いていたら、頭が文章モードになかなか戻らなくなっていました。人の脳みそは、あまり器用にはできていないのかも。あ、違うのか、自分がただマルチタスクができなくなっているだけか>笑 私は文章を書くのにとても時間がかかるタチ(なんどもなんども推敲してしまうので)なので、ブログで半日終わってしまうことも多く。最近はなんだか、雑多にやることが増えたということなのかもしれない。 さて、そんな言い訳をしている間に、以前のブログの記事にコメントをいただきました。 それにお答えしようと思ったら、コメント欄で書ききれそうもない内容だったので、記事のほうに持ってきてしまった。 勝手に題材にしてしまって申し訳ありません。 でもこれは、なんだか私も折に触れて考えることだったので、ちょっと向き合ってみようと思う。 質問はこんな内容。 =============================
数年前まで、こんな体験はしたことがなかった。。。。と思う体験が増えた。 何って、仕事で。 改めて一応説明しておくと、私の仕事はコラムニストでフリーランスで17年ー。企業に属しているわけでもなく、特定の会社と契約しているわけでもないので、声がかかるのをただ待っているというのが仕事の日常なので、こうして今日までシングルマザーで子育てしながら食べてこれたってのは、奇跡にに近いことだーと、いつも思う。 いまだ、なんで食べていられるのかわからない。ありがたい。 それでも、世の中的には仕事の単価がぐいぐいと落ちて 仕事自体も減ってきたのは確かだ。 それで、なんともいいようのない え? それって何? これってどういうことなん? というような体験が、ほんとのほんとに、このところとっても増えた。 そうだなー、この5年ぐらいの間で、なんかがすごーく変わった。 何だろう。 それって、私が歳を取って頑固になったか
おひさです。 やっぱりたまには書くよ、ブログ。 ということで、今日はうんことかおしっこの話題です。 パリがおしっこ臭くて、犬のうんこだらけというのは、行ったことがある人なら周知のことだと思う。特に昔行ったことがある、という人は、道歩いたらかなりの確率で犬のうんこを踏みそうになったことがあるはず。 花の都と聞いてきたのに、汚い、臭い!(そしていろんなものが古い) と一気に嫌いになった人を何人か知っている。 しかし、このあたりもだいぶ改善されてきたそうで、最近では犬の糞の放置に2万5千円ぐらいの罰金が課せられるようになったので、少しづつ糞を始末する人も増えてきたのだそうだ。 今年は始めて、公園で犬の糞用ビニール袋を備えたゴミ箱を見かけた(アメリカでは頻繁に見かけるやつ)。 ま、それでも散歩にビニール袋と、マーキングした時用のペットボトルなどを完備して出かける日本に比べたら、犬の糞に対する意識は
再びパリにおります。10日ほど滞在してから、今年は田舎に移動する予定。 去年のいまごろのもくろみでは、今年はパリに観光ビザが許す最大限の期間で滞在と思っていたんだけど、さすがにテロの連鎖で予定を変えた。世界が動いている。なんだかあまり、幸せではない方向へ。 まあ、それでもひるんでこもっていては何もはじまらないので、できるうちはできることをしておきたいな、って思う。 以前にも書いたけれど、子どもを1人で育てるために、とにかく働かねばならなかった時代には、こうして1ヶ月であっても日本を離れるなんてことは、考えることすらできなかったことだ。 会社員だったら、「休めない」が第一の理由なので、フリーランスならいくらでも自由に時間を調整できるでしょって思うかもしれない。でも、ぜんぜんそうじゃないのよ。 ただでさえ不安定な収入だから、想定外の出費でお金を無駄にはできないし、なんといっても「仕事を断る」こ
図書館から人物デッサン本を何冊か借りてきた。で、読んでるうちになんだか不思議な襲われたので、そのことについて書いてみることにした。テーマは「ヌード」。 これまで私がデッサンの練習用に使っていたのは、フランスで買ってきた「人物デッサン」の本。 これ、いろんな姿勢をした男女の写真が大量にあるのですごく参考になるー。 でもフランス語解読するのが面倒なので、日本語の本が読みたかったのよ。 で、借りて来た本の最初の写真がこれ。 あれ、女だけ裸。 男トランクスはいてる。 フランス版は男性も全裸だったけど、まあ、やっぱ男性器は外に露出しているから見せてはあかんという配慮かしら。 まあ、そこは100歩譲ったとして。 立ち姿のデッサン例のポーズで、何か引っかかる。 女をこう立たせたとして、 男はこれか。 まあいい。 座り姿はどうだ。 うううーーん??? 女性は立ってもくねって、座ってもくねって 男はただ、パ
ああ、びっくりした。前に書いた記事がバズって。 もともと覚え書きのように書いているブログなので、急にいろんな人の目に触れるとちょっとドキドキする。 落ち着いたので、また更新します>笑。 美大でのデッサンの日記に、たくさんのコメントありがとうございました。 後日談。 ほっとかれて、わけわかんないじゃん! と憤って でも、その間に自分で「気づいた」ことによる発見はとても大きくて その前に教えてもらっちゃったら、こういう気づきはなかったかも。。。。。。というのが 先日の話しだったのですが。 この「ほっとかれる」塩梅というのは、結構難しいなと思います。 あれ、ほんとに意図的なほっときだったのか もしくはほんとにほっとかれたのか、そのあたりはようわからんと思う。実は。 でも、ひとつだけ言い訳をするとすれば 私が今いるのは、リタイアした人もまじっている各種学校である美術の学校なので これから受験をする
きょうは「肩書き」のはなし。 日本の「肩書き」と、欧米の肩書きってちょい違うんじゃない? ってあたりと、自分の個人的な体験が入り交じっていくと思う。なので、タイトルがちょっとうまく思い浮かばないので、単に「肩書きのはなし」。 先日、ある記事で 「ドイツでは、自分が人生でやっていきたいことを肩書きにする。日本は、それでお金を得ていることを肩書きとする。」というような内容のものを読んだ。 つまり、自分は絵を描きたいけれど、絵は一枚も売れていないという人が「アーティスト」と名乗ったら全力でアホかと思われるという事態が起こるけれど、ドイツ人はそんなのぜんぜん気にしない、ってこと。これは、フランスでもそうだし、アメリカでもそうだったなー。 まあ、日本でも「言ったもん勝ち」という現実は確かにある。 たとえば、私が会社員だった時代、仕事先に「コンフォートスタイリスト」と名乗る人がいた。 1980年代、日
先日友人と話していた時、 「銅版画されているのね、それはとてもよい趣味ですね」と言われた。 んだけど、あれ? 私、銅版画趣味でしてたんだ?? と一瞬ポカンとしてしまった。 趣味でしている気は毛頭なかった。 でも、先日書いた「肩書き」のブログの内容のようなことで言うと それで生活費を稼いでいるわけではないので、「仕事」ではないんだ。 仕事じゃないけど、趣味でもない。 あれれれ? …と思ったところで そうか 趣味 と 仕事 という言葉の解釈がどこにあるか、ってところの問題なんだ、と思った。 ご趣味はなんですか? という会話は、日本語ではとてもよく交わされていて 「観劇です」とか 「東海道五十三次を回ることなんですよー」とか 「水彩画に凝っていまして。。。。」 なんてあたりから、最近では 「リアルスイーツのアクセサリーを作って、creemaで販売しています」だの 「スワロフスキーのデコで携帯カバ
あのね。 前に、日本のごはんづくりはなんでこんなに面倒で、フランスはラクだと感じるんだろう? って記事を書いたとき、本意に反してバズって、いろんな意見をもらった。 バズると、普段接していない人たちからの声も入ってきて、いろいろおもしろいけど、どこかでざわついて、自分の軸がぶれてしまうこともある。 私は、手を抜けって言ってるわけでも、日本の食文化を軽視しているわけでもないんだけど、でも、ごはん作るのなんて簡単なことだと思う人が結構いて、日本の食文化は一応すばらしいと言っておかないと危ういのか、というような気になる反応も、あちこちで(ネット以外からも)あった。 ほんで、そういうのめちゃ勉強になった。 でも、上記の表の検索ワード見ると、なんだかいろんな本音が見えて、おもしろいなー。 もちろん、数的には少しづつなので、これが世界じゃないんだけど 一人一人の心の叫びって、こうして見てみると力があるな
4月から美大の学生になった。 美大といっても、大学生と一緒に通う形のもんじゃなくって、ムサビが社会人向けにやっている各種学校のほう。 普通に19歳と一緒に美大に入るには、私にはほかの生活がありすぎるので、1年分のカリキュラムを、私は週2日づつ2年かけてやってる。 これは人生のリベンジなんである。 とにかく、どうやったって絶対絵を描きたくて、学びたいのは美術で、ほんでもって高校の美術の先生も「君は絶対美術系に進みなさい」って言ってくれてたにもかかわらず、親に強固な権力行使をされて普通大学にしか学費を払ってもらえなかった。ってか、それ以外は選択の余地なしで、父親のDVも恐ろしかったので、そうするしかなかった。 今の時代、得意なものを探せ、やりたいことをみつけろ、進路を早めに定めろってさんざん言われてるのに、当時、それをちゃんと高校一年生から定めていた私は、ちっともやりたいことなんて選ばせてもら
早朝にケーブルテレビのTV5mondeをつけて、ぼんやりニュースを聞きながら、最初はわけがわかりませんでした。 そのうち、これはとんでもないことが起きたと目をこすり そのまま、テレビの前から動けなくなった。 ダイニングテーブルの前で、ぽかんと口をあけた間抜けな顔で、たぶん1時間は棒のように突っ立っていたと思う。 そしてその日は、まったく使い物になりませんでした。 とはいえ、私は日本人で日本に住んでおり、ただパリが、フランスが好きなんだということだけでうろたえるのも何なんだよ。 と思いながら それでも、知っている場所、知っている土地の名前、ともだちの顔が錯綜して、もうどうにもこうにも。 つい2ヶ月前まで、どこにいこうかな、ここには何があるのかなー? と眺め倒していたパリの地図が、こんな悲しい目的で使われているなんて。あり得ん。 ほんで、多少落ち着いただろうというところで友人にメールをしたら
このところ、私の周辺でパリのエコール・ド・ボザールに入学したという知人が2人いることがわかった。 エコール・ド・ボザールだよ。バザールでゴザールじゃないからね(古いよ、あまりにも。。) で、それがどんなにすごいところなのかがわからないという人がいたので、それって日本の芸大みたいなものよ、と説明してみたんだけど。 でもそれ、なんか根源的にすごく違うことだったということが最近わかった。 ボザールに娘さんがいるという人に、私は 「専攻は何ですか」とか聞いちゃったからだ。 ちなみに日本の芸大には 絵画 彫刻 工芸 デザイン 建築 先端芸術表現 芸術 の7学部がある。で、絵画はさらに油絵と日本画にわかれ、工芸も彫金、鍛金、漆、陶芸、染色に別れて行き 彫刻も塑造・テラコッタ、石彫、木彫、金属の素材に別れていく。 これ、私立でもたいてい似たようなもので、受験の時点で専攻を決めなくちゃいけないわけで。 だ
8月2日。 昨日カルフールに行ったよという続き。 「フランスだって、カルフールとか同じじゃないですか。前に行ったとき、アメリカとまったく同じ風景でしたけど。なーんだ、農業大国とか、グルメの国とか言ってるけど、中身はアメリカと同じって思いましたよ」 この、知人に言われたことを確かめたくて、郊外の巨大なカルフールへ入ってみたというのが昨日のお話。 で、結果だがね 違うよ。 なんでこれがアメリカと全く同じ風景に見えるのか、私にはぜんぜんわからん。 日本のスーパーも、最近は歩き回るうちに料理をする気がまったくなくなることが増えたけど 新鮮でおいしそうな豚肉(トンカツにしたらうまそうだ)4枚で3ユーロとか 無造作に紙に包まれただけのカマンベール1ユーロちょっととか そんなの見てたら、ほんと、料理したい! って萌える。 あー、買い物するのに必死で中の写真撮ってないです。 また機会があったら売り場の風景
今朝、こんなブログを読んだ。 http://www.huffingtonpost.jp/osamu-sakai/baby-japan_b_4648685.html 「赤ちゃんに厳しい国で、赤ちゃんが増えるはずがない」 それで、ずっとずっと書きたかったことを今日、ここに書こうと思った。 オースティンから帰ってもう半年。 4ヶ月に満たない滞在だったけれど、あれから再び、これまでとはちょっと違った目で日本の暮らしを送る中、何か、とてつもなく風景が違う場所があることに、気がついた。 東京の街で、笑っているお母さんが少ない、ということだ。 アメリカでは、家族連れのお母さんは、ガハガハと大きな口を開けてよく笑っていた。 まわりの人も、子どもを見れば笑っていた。 レストランで親子で大笑いしながら話し込む親子連れを、たくさん、たくさん見かけた。 あの風景を、東京では見かけないんだ、と気づいたとき この国は
50歳のときに「残りの人生でしたいこと」に「フランス人とフランス語でジョークを言って笑う」と書いてから10年ちょい。語学力なし、コネなしから始まったフランスへの旅。記録写真とともに100個マラソンしています。50個目で最初の願いが思いがけず成就。そこからは「したかったこと」から「かなったこと」として書いています。 写真はnoteのフォトマガジンとリンクしています https://note.com/izoomi/n/n5cd17767535b 今でこそ、携帯はSIMフリーとなって海外に行く若者たちが普通に現地でSIMカードを買ったり、事前に日本で購入して出かけるようになった。 こういうさ、「今は普通にみんなやってるんですけど、なにか?」みたいなこと、旅行ではかなり多いなって思う。 Google Mapがバスの乗り継ぎを教えてくれたり、ネットの翻訳機能を使って列車の切符を買えたり。 さらに言え
半生記生きてきて、アメリカはずっと私にとって「苦手な国」でした。いや、嫌いであったとも言う。水が合わないというか。 昭和生まれだから、音楽も映画もファッションも、アメリカ文化を浴びるように吸収して育ち、自分の中には歴然と「憧れのアメリカ」があるのは確かだけど、それでもやっぱり、水は合わない。 で、食わず嫌いはよくないじゃろう? ってことで今回アメリカに滞在しているわけですが、いろんな発見があっておもしろくて、すごく自分の世界は広がったと思うけれど、では「いやあ、本当に食わず嫌いだったよ。よくよく見てみたら、本当に大好きになったよ」とはならん。
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