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TOPフォーカスWindowsを去り“Linux専用”に完全移行。フリーソフト「AzPainter」を19年つくっている理由【フォーカス】 Windowsを去り“Linux専用”に完全移行。フリーソフト「AzPainter」を19年つくっている理由【フォーカス】 2025年7月23日 「AzPainter」開発者 Azel フリーソフト開発者。2002年に個人サイト「AzSky」を開設し、「Visual C++」で開発した Windows用ソフトウェアを公開。ペイントツール「AzPainter」をはじめ、音楽プレーヤーや「青空文庫」用テキストビューワー、動画エンコード用ツールまで、趣味でさまざまなソフトを手がけてきた。2011年にWindows向け全ソフトの開発を終了し、Linux環境に移行。その後も、Linux向けにFLOSSの開発・公開を続けている。 個人サイト「AzSky2」 200
PjMは事業と開発の両サイドに。複雑化するプロジェクトマネジメントに、ZOZOが出した答え 2025年7月23日 株式会社ZOZO ZOZOTOWN開発本部 ZOZOTOWNプロダクト戦略部 ディレクター 加藤 泰大 新卒でSIer企業にエンジニアとして入社し開発業務を経験後、toC事業会社に転職後エンジニア・プロデューサーを経験。2020年3月ZOZOテクノロジーズ(現:株式会社ZOZO)へ入社し、ZOZOTOWNにおける各種施策の推進にPMとして携わる。2023年より現職。 株式会社ZOZO プロダクト戦略部 Tech-PMブロック・ブロック長 宇佐美 亮 新卒でSIerに入社し、開発・導入を経てプロジェクトリーダーを経験。 2016年にスタートトゥデイ工務店(現:株式会社ZOZO)へ入社し、バックエンドエンジニアとして主にZOZOTOWNの商品ページやカート機能の開発を担当。2023
TOPインタビューゲーム起動時によく見る「CRIWARE」って何? “ハード戦争”や“和ゲー vs 洋ゲー”の裏で暗躍したミドルウェア商人の歴史 ゲーム起動時によく見る「CRIWARE」って何? “ハード戦争”や“和ゲー vs 洋ゲー”の裏で暗躍したミドルウェア商人の歴史 2025年7月22日 株式会社CRI・ミドルウェア 代表取締役社長 押見 正雄 1987年にCRI・ミドルウェアの前身であるCSK総合研究所にAI技術者として入社。当時グループ会社だったセガで「セガサターン」「ドリームキャスト」の開発に深く関わった後、2001年にCRI・ミドルウェアの設立に携わる。2013年に代表取締役社長就任。 ゲームをプレイしていると、起動画面で「CRIWARE」のロゴマークを目にすることがあります。 「目にする」どころか「親の顔より見た」というゲーマーも少なくないであろう青いロゴ。しかし、それが何
TOPインタビュー「これ本当に必要?」と問い続け、MVPのスコープを絞る。プロダクトの“資産価値”を重視するカミナシが実践していること 株式会社カミナシ 取締役CTO 原トリ ERPパッケージベンダーR&Dチームにてソフトウェアエンジニアとして設計・開発に従事。その後クラウドを前提としたSI+MSP企業での設計・開発・運用業務を経て、2018年Amazon Web Services入社。AWSコンテナサービスプロダクトチームでのサービス改良、および同サービス群を中心とした技術領域における顧客への技術支援や普及活動をリードした。2022年4月 カミナシ入社し、2022年7月 執行役員CTO、2023年4月に取締役CTOに就任。 X(@toricls) note 株式会社カミナシ プロダクトマネージャー 右田涼 NTTドコモにてヘルスケアサービスのWebディレクターとしてサービスのグロースを経
DevOps、SREの基礎を学び直す。日本OSS貢献者賞・宮原徹が選ぶインフラエンジニア必携8冊 2025年7月15日 「オープンソースカンファレンス(OSC)」発起人 「Linux標準教科書」著者 宮原 徹 1994年に日本オラクル入社、Linux版Oracleのマーケティングに従事。その後は企業経営の傍ら、オープンソースソフトウェアや仮想化技術を中心に執筆・講演活動を行う。2004年に始めた「オープンソースカンファレンス」(OSC)は全国に広がり、その功績により2008年、IPA「日本OSS貢献者賞」を受賞。著書に『ADSLによるLinuxインターネットサーバー構築ガイド』(技術評論社)、『Linux実用Tipsリファレンス』(共著, 技術評論社)、『仮想化技術 完全攻略ガイド』(共著, インプレスジャパン)など。 皆さん、こんにちは。宮原徹です。前回はこれからインフラ技術を学びたい人
TOPコラム海外最新IT事情日光が人体を通り抜けると、視覚機能が向上する? 衣服越しでもOK、Nature系列誌で報告【研究紹介】 まず、この研究における実験では、7人の男性参加者が上半身裸で、太陽光に背中を向けて立ち、胸部にアルミ製の箱を当て、体を通過してくる光を測定した。直射日光下で行われたこの測定で、実際に長波長の光が胸部を通過することが確認された。通過した光は主に600~1000ナノメートルの赤外線領域で、特に800~870ナノメートル付近で最も効率よく透過が起きていた。 手における透過実験も行われた。850ナノメートルの光源の上に手をかざし、赤外線感度カメラで観察すると、静脈は光を吸収して黒く見えた。一方、骨は見えないほどに、光をよく通過した。 ▲850ナノメートルのLED光源が手を透過している様子 次に、衣服が光を遮るかを調べた。Tシャツ、シャツ、ウールのセーターを6枚重ねて撮
Atomic Designの分類を見直す。3階層から始める、UI変更に強いコンポーネント設計 2025年7月10日 執筆 中川 幸哉 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)に所属するテクニカルライター。新潟県上越市出身。会津大学コンピュータ理工学部卒業後、現在は新潟市に在住。ReactやAndroidを軸に、モバイルアプリ開発やWebサイト制作、Webメディア編集部の業務改善や、プログラミング技術記事の執筆等に携わっている。著書に「たった1日で基本が身に付く! Androidアプリ開発超入門」(技術評論社)、「基礎から学ぶ React Native入門」(翔泳社)他。 監修 山田 祥寛 静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MV
従来、脳の神経細胞は主にグルコース(ブドウ糖)をエネルギー源として機能すると考えられてきた。しかし今回の研究により、神経細胞内の脂肪滴に蓄えられたトリグリセリド(中性脂肪)から遊離した脂肪酸が、シナプス(神経細胞間の接続部)の機能維持に不可欠であることが示された。 研究の発端は、「DDHD2」という酵素(中性脂肪分解酵素)の遺伝子に異常がある患者で、知的障害や運動機能の低下が起こるとの現象だった。研究チームが詳しく調べたところ、この酵素が特にシナプスに高濃度で局在していることを発見した。 研究チームは、マウスの神経細胞においてDDHD2の活性を薬剤により阻害する実験を行った。結果、通常はほとんど観察されない脂肪滴が急速に蓄積した。24時間の処理により神経細胞内の脂肪滴は5倍以上に増加し、約70%のシナプスに脂肪滴が出現した。これは、正常な状態では脂肪の合成と消費が絶えず行われており、DDH
TOPインタビューワークス同期たちの、今だから話せる「原点」。カミナシCTOとKyash、タイミーVPoEが新卒時代に得たもの、失ったもの 株式会社タイミー VPoE 赤澤剛 2009年に株式会社ワークスアプリケーションズに入社、ERPパッケージソフトウェアの開発とプロダクトマネジメントに従事。2015年よりシンガポール及びインドにてR&D組織の強化、海外企業向け機能開発をリード。その後LINE株式会社での新銀行設立プロジェクト、株式会社アルファドライブ及び株式会社ニューズピックスでの法人向けSaaSの開発に携わった後、2021年1月にアルファドライブ執行役員CTO、2023年4月に株式会社NewsPicks for Business取締役に就任。2024年2月よりVPoEとしてタイミーにジョイン。 X(@go0517go) 株式会社カミナシ 取締役CTO 原トリ 大学を卒業後、株式会社ワ
執筆 中川 幸哉 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)に所属するテクニカルライター。新潟県上越市出身。会津大学コンピュータ理工学部卒業後、現在は新潟市に在住。ReactやAndroidを軸に、モバイルアプリ開発やWebサイト制作、Webメディア編集部の業務改善や、プログラミング技術記事の執筆等に携わっている。著書に「たった1日で基本が身に付く! Androidアプリ開発超入門」(技術評論社)、「基礎から学ぶ React Native入門」(翔泳社)他。 監修 山田 祥寛 静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「
TOPフォーカス何が我々の頭上を“宇宙ゴミ”まみれにしたのか。スペースデブリ問題の解決が難しい根本的な理由【フォーカス】 九州大学 大学院工学研究院 航空宇宙工学部門 教授 花田 俊也(はなだ・としや) 1994年、九州大学大学院博士課程修了、博士(工学)。同大学にて助手や助教授、准教授を経て、2011年より現職。専門は宇宙状況認識、軌道力学、宇宙機動力学など。宇宙航空研究開発機構(JAXA)との、スペースデブリ環境モデル「NEODEEM」の共同開発をはじめとして、衛星軌道上にある物体の観測に関する研究を長年けん引。近年は、スペースデブリ除去を経済的合理性のもとで促進するためのフレームワーク研究にも取り組む。 研究室サイト:Hanada lab. X:@thanada65 秒速約8km。 ライフル弾の10倍前後の速度で地球を周回する無数の人工物、スペースデブリ(宇宙ゴミ)。その数は、1cm
ノーベル賞物理学者が考えた「パスタのゆで方」を検証。60%省エネで調理できるけれど【研究紹介】 2025年6月27日 今回取り上げる論文「How to cook pasta? Physicists view on suggestions for energy saving methods」では、2021年のノーベル物理学賞受賞者ジョルジョ・パリージ氏が提案した、高い効率でパスタをゆでられる調理法について、ドイツのマックスプランク高分子研究所の研究チームが詳細な実験を行い、エネルギー効率と食感の関係を明らかにした。 ▲従来のパスタ調理時のエネルギー消費の内訳を示した図 keyboard_arrow_down ゆでる前にパスタを水に漬ける手法も keyboard_arrow_down 「省エネの代償」とは パリージ氏の提案は「水を沸騰させてパスタを入れたら、すぐに鍋に蓋をして火を止める」という
AI時代に差がつく、低レイヤの基礎を学ぶ。「Linux標準教科書」著者・宮原徹氏が選ぶ「最初の6冊」 2025年6月26日 「オープンソースカンファレンス(OSC)」発起人 「Linux標準教科書」著者 宮原 徹 1994年に日本オラクル入社、Linux版Oracleのマーケティングに従事。その後は企業経営の傍ら、オープンソースソフトウェアや仮想化技術を中心に執筆・講演活動を行う。2004年に始めた「オープンソースカンファレンス」(OSC)は全国に広がり、その功績により2008年、IPA「日本OSS貢献者賞」を受賞。著書に『ADSLによるLinuxインターネットサーバー構築ガイド』(技術評論社)、『Linux実用Tipsリファレンス』(共著, 技術評論社)、『仮想化技術 完全攻略ガイド』(共著, インプレスジャパン)など。 keyboard_arrow_down はじめに keyboard
TOPフォーカスZustand、Jotai、Valtioの作者はなぜReact状態管理OSSを3つ開発したのか【フォーカス】 React状態管理ライブラリ開発者 加藤 大志(Daishi Kato) OSS開発者。React状態管理ライブラリ「Zustand」(v3以降)「Jotai」「Valtio」の作者。大手電機メーカーでのリサーチャーを経て、フリーランスエンジニアとして国内外の複数の企業でソフトウェア開発に携わる。OSS活動では主にJavaScriptやReactに関連したライブラリ開発に携わり、現在は特にReactフレームワーク「Waku」に注力。 GitHub X:@dai_shi Zustand Jotai Valtio React開発においてSPA(Single Page Application)を効率的に構築するために、アプリケーション全体の状態をどう管理するか――。すなわ
因果や時空の歪みを検出できる「メビウスゲーム」とは? “重力コンピュータ”への応用可能性【研究紹介】 2025年6月25日 ベルギーのブリュッセル自由大学と、スイスのUniversità della Svizzera italiana(スイスイタリア語大学)に所属する研究者らが発表した論文「Möbius games and other Bell tests for relativity」は、原因と結果の順序が変えられることを証明できる実験方法を提示した研究報告である。 keyboard_arrow_down 研究背景:量子力学の世界の「不思議」 keyboard_arrow_down 研究内容:理論上の勝率の上限を超えれば 量子力学の世界では、離れた場所で起きるできごとが不思議な相関を示すことがある。これを説明しようとすると、情報が光より速く伝わる必要があり、アインシュタインの相対性理論と
アソビュー株式会社 CPO 横峯 樹 新卒でガイアックスにエンジニアとして入社後、アウトドアレジャー予約サービス「そとあそび」の開発に携わり、M&Aを経てアカツキでプロダクトマネージャーに転身。その後、そとあそび代表取締役を務め、2021年にアソビューへ参画。「アソビュー!」の事業責任者を経て、現在は執行役員CPOとして、マルチプロダクト戦略の推進やプロダクト組織の強化に取り組み、プロダクト開発の体制づくりやスケールに注力している。 X:@tyokomine OKR、North Star Metric、RICE、狩野モデルなど、プロダクトマネジメントの現場で活用できるフレームワークは数多く存在します。しかし、せっかく学んだフレームワークを現場で使えないまま棚上げしてしまっていたり、使おうとしてもうまく整理できなかったり、周囲の理解が得られなかったりといった経験はないでしょうか。 私自身、現
メガネ着用率が高すぎる中国は「ARグラス」と相性がいい?スタートアップ群雄割拠、ファーウェイらも 2025年6月16日 中国アジアITライター 山谷 剛史 1976年生まれ、東京都出身。2002年より中国やアジア地域のITトレンドについて執筆。中国IT業界記事、中国流行記事、中国製品レビュー記事を主に執筆。著書に『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか?』(星海社新書)『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』(星海社新書)『新しい中国人 ネットで団結する若者たち』(ソフトバンククリエイティブ)など。 中国でこの1、2年ほどスマートグラス、特にARグラスがホットな領域だ。 コンテンツやサービスの充実という点では、米国や日本と同様まだ十分とは言えず、現在は「飛ぶように売れている」というわけではない。しかし、専業メーカーの新製品開発や資本調達ニュースが絶えないの
竹添 直樹 トレジャーデータ勤務、プリンシパルソフトウェアエンジニア。新卒で零細SES企業に就職し様々な現場を渡り歩いたのち、趣味として行っていたOSS活動をきっかけに某大手SIerの子会社に転職、OSSを活用した研究開発プロジェクトからアジャイル受託開発、大手ユーザ企業での内製支援など9年ほど務めたのちSI業界を離れ、Webサービス企業でCTO直属チームとして新規サービス立ち上げ、技術広報等に従事したのち現職。イングランドプレミアリーグのアーセナルを応援しています。 X: @takezoen GitHub: https://github.com/takezoe ブログ:「たけぞう瀕死ブログ」 トレジャーデータ入社後、ソフトウェアエンジニアとして一心不乱に働いてきました。徐々にチームメンバーも増えていき、気付くとチームでも古株となり、チーム統合などを経てチームも拡大。いつの間にかタイトルも
山下 裕毅 先端テクノロジーの研究を論文ベースで記事にするWebメディア「Seamless/シームレス」を運営。最新の研究情報をX(@shiropen2)にて更新中。 高血圧は世界中で十億人以上の規模で人々が罹患する重大な健康問題であり、心血管疾患の主要な危険因子として知られている。従来、高血圧の治療は薬物療法が中心だが、予備軍も含め運動が推奨されてもいる。では、どういった運動が効果的なのだろうか。この問いについて調査した2023年発表の論文「Exercise training and resting blood pressure: a large-scale pairwise and network meta-analysis of randomised controlled trials」を見ていきたい。 keyboard_arrow_down 有酸素運動より効果アリ? keyboar
Rubyへの型導入、実際にどんな利点がある? 壊さず進める大規模コード改善の実践知 2025年6月9日 株式会社タイミー Rubyコミッター Steep開発者 松本宗太郎 Rubyコミッター。大学院でRubyプログラムの型検査の研究に取り組む。修了後はスタートアップでWebアプリケーション開発に従事。2017年から型検査ツールSteepの開発を開始。2019年からはRubyコミッターとして、Ruby標準の型定義言語RBSの開発を主導。2024年4月、タイミーにフルタイムRubyコミッターとして入社。博士(工学)。 X(@soutaro) GitHub 株式会社タイミー バックエンドエンジニア 神山大智 2019年にITスタートアップに新卒入社。インフラからフロントエンドまでフルスタックに開発・運用に携わり、エンジニアリングマネージャーとなる。2024年6月に株式会社タイミーに入社、求人のマ
TOPフォーカス「CubePDF」の提供を続けたくて。倒産寸前のフリーソフト会社を、開発者自ら再建させるまで【フォーカス】 株式会社キューブ・ソフト オーナー兼代表取締役/プログラマー 津川 知朗 大阪大学大学院博士課程在籍中の2009年に株式会社キューブ・ソフトへ参画。「CubePDF」をはじめとしたフリーソフト群「Cube」シリーズを開発する。2019年8月から同社の経営も担い、2021年3月に正式に代表取締役に就任。かつてMMORPG「ラグナロクオンライン」に熱中し、ゲーム内アイテムの取引価格の相場を調査して公開するサイトを運営していた。 X:@tt_clown GitHub キューブ・ソフト社公式サイト 「CubePDF」という、オープンソースのフリーソフトがあります。Windows上で仮想プリンターとして動作し、多様なアプリケーションから手軽に各種データのPDF変換を可能にするこ
広島大学大学院のQuantum Frontier Group(QFG)の研究者らが発表した論文「Experimental evidence for the physical delocalization of individual photons in an interferometer」は、光子が干渉計の中をどのように通ったかは、最終的にどのような状況で検出されるかという「未来の測定状況」によって決まることを、偏光の回転を使った実験で観測した、とする研究報告である。 keyboard_arrow_down 研究背景:量子の不思議な振る舞い keyboard_arrow_down 研究内容:「相互作用を弱くした測定」 量子力学の世界では、光が示す不思議な振る舞いが長年研究者を悩ませてきた。有名な「二重スリット実験」では、2つの細い隙間(スリット)が開いた板に光を当てると、向こう側のスクリー
「自分で書いた」と証明するために論文を“最適化”する学生たち。AI検出ツールをめぐる混乱 2025年6月4日 ITジャーナリスト 牧野 武文(まきの たけふみ) 生活とテクノロジー、ビジネスの関係を考えるITジャーナリスト、中国テックウォッチャー。著書に「Googleの正体」(マイコミ新書)、「任天堂ノスタルジー・横井軍平とその時代」(角川新書)など。 学生にとって生成AIはもはやなくてはならないツールになっている。情報や文献を探す、深掘り質問で概念を理解する、統計データを加工するなど、これ以上便利なツールはない。 このような中で不正防止の観点から、中国のいくつかの大学が「AI代筆の論文は受理しない」というルールを定めた。一方、AI検出ツールの精度の問題なのか、人間が書いた論文がAI代筆だと判定されてしまうことが相次いだ。誤判定に翻弄される学生の間で混乱が拡大している。 keyboard_
IPUSIRON(イプシロン) 1979年福島県相馬市生まれ。相馬市在住。2001年に『ハッカーの教科書』(データハウス)を上梓。情報・物理的・人的の観点から総合的にセキュリティを研究しつつ、執筆を中心に活動中。主な著書に『ハッキング・ラボのつくりかた 完全版』『暗号技術のすべて』(翔泳社)、『ホワイトハッカーの教科書』(C&R研究所)などがある。 近年は執筆の幅を広げ、同人誌として『シーザー暗号の解読法』などを刊行。共著には『「技術書」の読書術』(翔泳社)、『Wizard Bible事件から考えるサイバーセキュリティ』(PEAKS)がある。また、翻訳に『Pythonでいかにして暗号を破るか 古典暗号解読プログラムを自作する本』(ソシム)と『暗号解読 実践ガイド』(マイナビ出版)、監訳に『安全な暗号をどう実装するか』(マイナビ)がある。現在は執筆活動の他、さまざまな分野で活動中。一般社団法
サイコロを転がすと、最終的にどの面が上を向いて止まるだろうか。剛体が転がって静止する際の挙動を予測するということは、一見単純な問題のようだが、実際には複雑な物理現象である。この問いに答えるため、従来はコンピュータで何千回も物理シミュレーションを繰り返し、統計を取る必要があった。 しかし、この方法は計算コストが高く、数値的な不安定性やパラメータ調整の困難さといった問題を抱えていた。特に複雑な形状では、信頼性の高い結果を得るために膨大な計算時間を要することも珍しくなかった。 研究チームは、物理シミュレーションを一切使わずに、純粋に形状の幾何学的性質だけをもとに、各面において停止する確率を瞬時に計算する方法を開発した。 この手法の基本的な考え方は、物体が転がる際に重心の高さがどう変化するかに着目することである。物体が安定して止まるのは、重心の高さが最も低くなる配置である。 ▲物体が重力に従って転
プロダクトマネージャー 小城 久美子 プロダクトづくりの知見の体系化を試みるプロダクトマネージャー。書籍『プロダクトマネジメントのすべて』共著者であり、日本最大級のプロダクトづくりコミュニティ「プロダクト筋トレ」の主催者。ソフトウェアエンジニア、スクラムマスターなどの開発職を経験後、プロダクトマネージャーに転身し、現在は現場でのプロダクトマネジメントの傍ら、プロダクト戦略の構築や仮説検証の伴走を実施している。 コミュニケーション連載の最終回です。1回目では上司と、2回目はチームと、3回目は部下とのコミュニケーションについて書いてきました。最終回ではその総集編として、コミュニケーションが一番難しいが重要な「本当にやるべきこと」を進めるコミュニケーション術について書いて連載を終えようと思います。 keyboard_arrow_down 1. はじめに:なぜこの話を書くのか keyboard_a
TOPコラム海外最新IT事情太陽が「磁気嵐」でSpaceXのスターリンク衛星の寿命をどれほど縮めているか、NASAの研究者ら調査【研究紹介】 米メリーランド大学ボルチモア校や、NASA(米航空宇宙局)のゴダード宇宙飛行センターに所属する研究者らが発表した論文「Tracking Reentries of Starlink Satellites During the Rising Phase of Solar Cycle 25」は、太陽がSpaceX社のStarlink(スターリンク)衛星にどのような影響を及ぼしているかを調査した研究報告である。 太陽から飛んでくる粒子の嵐が地球の磁場を乱すとき、地磁気嵐(磁気嵐)が発生する。この地磁気嵐が人工衛星にどのような影響を与えるのか、SpaceXのStarlink衛星群を対象にした大規模な研究が行われた。2020年から2024年にかけて、大気圏に再突
TOPフォーカス「これが世界か!」と打ち震えた。偶然出会ったLinuxカーネルで、メンテナーとして認められるまで【フォーカス】 Linuxカーネル メンテナー 森本 國文(もりもと くにのり) 1979年生まれ。博士(工学)。Linuxカーネル主要コントリビューターのひとり。2008年、茨城大学大学院理工学研究科博士課程修了。2008年7月よりルネサスエレクトロニクス株式会社にてLinuxカーネルへのコントリビュートを開始。現在、サウンドアーキテクチャ「ALSA」や、ALSAのサブセット「ASoC」を中心領域として、メンテナーを務める。カーネルの特定バージョンごとのコントリビューション数ランキングでは、「v4.17」(2018年)や「v5.3」(2019年)などで世界1位に輝いた。 GitLab:@morimoto.kuninori 「Linuxカーネル」への合計コントリビューション数が、
何があっても開発だけは止めない。誕生29年、圧縮解凍ソフト「Explzh」作者の不屈【フォーカス】 2025年5月27日 圧縮解凍ソフト「Explzh for Windows」開発者 鬼束 裕之(pon software) フリーランスエンジニア。1996年に圧縮解凍ソフト「Explzh for Windows」を公開し、同年シェアウェア化。以来、29年間にわたってメンテナンス・保守を行う。2007年からは、個人での非商用利用に限ってはフリーウェアとして提供している。解凍に特化したフリーソフト「Archive Decoder」も公開している。 「Explzh for Windows」公式サイト 1996年から提供されている、「Explzh for Windows」(以下Explzh)という個人開発の圧縮解凍ソフトウェアがあります。 正式には「Explzh(エクスプローラエルゼットエッチ)」
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