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ネット選挙活動解禁後初の国政選挙となった参院選2013。ソーシャルメディアに対する取り組みは党ごとにだいぶ異なっていたようですね。代表的なソーシャルメディア、「ブログ」「ツイッター」「フェイスブック」の利用動向を調べてみました。 [図1] 候補者の政党別ソーシャルメディア利用率(議席を保有している政党) 図1は候補者の政党別ソーシャルメディア利用率(議席を保有していた政党)を表しています。これを見ると、自民のフェイスブック利用率(オレンジ)は全体平均の50.6%に比べて20%以上高い75.6%と全政党中最も高く、フェイスブックを利用した情報発信に力を入れようとしていたことがわかります。総裁がフェイスブックを積極的に利用している、その影響があったのかもしれません。 一方、みんな、生活、共産、維新は、ツイッターの利用率が高くなっていました。 このなかで注目したいのは共産です。共産はブログの利用
6月10日、統計データを提供するウェブサービス『次世代統計利用システム』の試験運用がはじまりました。私は常々「官公庁の統計データについて、調査と発表のタイムラグがあり過ぎる」と思っていたのですが、早速検証してみたいと思います。システムのつくりにやや問題はありそうですが、とりあえずやってみましょう。用意するのはブラウザとエクセルで十分です。 次世代統計利用システム 発表資料(統計データにおけるAPI機能の試行運用開始 | 総務省) 現時点で利用可能なデータセットは総務省が発表している一部統計データに限られています。 今回の試行運用で利用可能な統計データは、国勢調査、労働力調査、消費者物価指数、家計調査など総務省統計局所管統計の約3万2千表のデータです。 また、利用可能なAPIの種類も制限されています。 API名 状況 概要 通常API 使える 統計データをXML、JSON(P)で提供する機能
先月末(5月31日)、秀逸なデータジャーナリズム・プロジェクト(データを駆使した調査報道)に贈られる「データジャーナリズムアワード」の受賞プロジェクトが決定しました。データジャーナリズム版ピューリッツアー賞(言い過ぎ?)的な位置付けであるにも関わらず、国内ではあまりフォローされていないようですので、以下、少しまとめておきます。 今回が初開催となるデータジャーナリズムアワードは、この分野に力を注ぐGoogleが公式スポンサーとなり、CNNやBBC、ル・モンドなど世界各地の報道機関に所属する上級編集者らで構成される世界的な編集者ネットワーク「Global Editors Network(GEN)」が主催し、世界各地で実施されているデータジャーナリズム・プロジェクトが一堂に会す、ということで、データジャーナリズムの最新動向を押さえるうえで個人的に注目していました。余談ですが、編集者ネットワークG
前回に引き続き、省庁が発表する統計データで何ができるのか考えます。 対象とする統計データは、厚生労働省が1965年以降5年に1度、国税調査にあわせて調査している「都道府県別年齢調整死亡率」(年齢調整された都道府県別・死因別の死亡率)で、今回はこれをGoogleが提供するデータ分析サービス「Google Public Data Explorer」を使って分析してみます。Google Public Data Explorerについては過去のポストをご参照ください。 Googleを使って社会を読み解く(予習1:Google Public Data Explorer) | pressroom#81 「日本人は起業したがらない」は本当か(Googleを使って社会を読み解く) | pressroom#81 Google Public Data Explorerは、「用意されているデータを使った分析」と
日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が先日開催したワークショップ「データジャーナリズム実践:Googleで社会を読み解く」では、Googleが提供するデータ分析サービス「Google Public Data Explorer」及び「Google Insights for Search」の使い方を学びました。今回はこれらを使い、よく耳にする「日本人は起業したがらない」は本当か、検証してみることにします。 Google Public Data Explorer Google Insights for Search なお、このテーマについては既に「Chikirinの日記」や「My Life After MIT Sloan」において優れた分析がなされていますが、ここではゼロベースで考えてみます。 日本に起業家が少ない理由 | Chikirinの日記 (2009年1月18日) どんだけマッチョ
先日、米国のナイト財団が報道分野のイノベーションを促進するために毎年実施している資金提供プログラム「Knight News Challenge」の受賞プロジェクトが発表されました。5回目となる今年は、16個のイノベーティブなプロジェクトに対して資金が提供されるようです。東日本大震災直後に貴重な情報源の一つとして注目されたsinsai.infoで使われているOSS、Ushahidiが名を連ねています。 Knight News Challenge 2011: Sixteen winners, from mapping to data viz, from water shortages to interactive documentaries | Nieman Journalism Lab ナイト財団のNewsChallenge2011決まる | まつにおまかせ ちなみにGoogleが提供資金を
少し時間が経ってしまいましたが、ボランティア情報ステーション(VIS)で実践していた、フェイスブックを利用した共同編集作業の枠組みをまとめておきます。「ネット上のサービスを利用した、離れた場所に居る人たちによる共同作業」を検討されている方のご参考としていただければ。 VISはボランティア情報をYahoo!ジャパンやsinsai.infoを始め複数のシステムにAPI経由で提供していますが、このボランティア情報は複数の情報ボランティアの手によって収集・管理(共同編集)されています。ここで、当初情報ボランティアに従事していたのが普段からインターネットを活用している学生だったこと(現在は神奈川災害ボランティアネットワーク)、無料で利用できること、そしてプロジェクトメンバ間の情報共有でも既に利用していたことから、ボランティア情報の共同編集作業においてもフェイスブックのグループ機能を採用しました。概要
約15年ぶりに再読している『マクルーハン理論』が実に面白い。著者はカナダ出身の英文学者・マーシャル・マクルーハン氏で、既に死去されています。英文学者でありながらメディアやコミュニケーションにも精通し、生前は独自のメディア論を精力的に展開していました。氏が残したメディアに関する論文や書籍の内容は現代になっても陳腐化しておらず、今でも頻繁に参考文献として使われています。ユリイカの電子書籍特集でも言及されていましたね。メディアはテクノロジーとともに進化しているため、インターネットは言うに及ばず、パソコン通信すらなかった1960年ごろに提唱された理論が未だに継承されている、というのは驚きです。 マーシャル・マクルーハン - ウィキペディア もともと英文学教授であったが、メディアに関する理論の方が彼を著名にした。あらゆる視点からの斬新なメディア論を展開。もともと英文学教授であったが、メディアに関する
米ブログメディアMashableに来年(2011年)のニュースメディアを取り巻く状況を予測する英文記事が掲載されています。 10 Predictions for the News Media in 2011 - Mashable 本記事では、今年のニュースメディアにおける2大潮流を「モバイルへの適応(多くのニュースメディアが携帯端末向けに情報の発信を開始)」と「ソーシャルへの適応(多くのニュースメディアがソーシャルメディアの活用を開始)」としたうえで、来年(2011年)のニュースメディアにおける10のトレンドを予測しています。米国視点ではありますが、非常に示唆に富む内容でしたので、概略をまとめておきます。正確な情報、あるいは完全な情報については原文をご参照ください。 1. 情報漏洩とジャーナリズム 2010年、ウィキリークスは無数の物議を醸す情報をリークした。2011年にウィキリークスの創
今回も『ジャーナリストエデュケーションフォーラム2010』から。これで最後です。 本フォーラムのディレクター・藤代氏によるワークショップセッション『ジャーナリストのためのソーシャルメディア講座』では、「ジャーナリストはソーシャルメディアをどのように活用していけば良いのか」について、活発な議論が展開されました。他社の現場の声を直接聞くチャンスは普段なかなか無いため、私にとっては非常に貴重な場となりました。「情報共有」というほどのものでも無いのですが、私がメモした範囲で本セッション中の議論内容をまとめておきます。 1. ジャーナリストはソーシャルメディアをどう活用できる? 情報収集(聞く、見る、探す) 情報発信 情報確認 ブランディング(存在を知ってもらう、信頼を得る、ファンを得る) 2. 普段どのように情報を収集している? ツイッター、バズッター、2ちゃんねるなどから取材のきっかけ(端緒)を
前回の記事に引き続き、今回の記事もキュレーションについて。前回同様、Robin Good氏のブログメディア『Master New Media』から、今回は「キュレーターに求められる特性とスキル」です(キュレーションについてはこちらをご参照ください)。Robin Good氏によるキュレーションに関する一連の記事のなかで最も力が入っている印象を受けました。 Real-Time News Curation - The Complete Guide Part 5: The Curator Attributes And Skills 以下抄訳のため、正確な情報については英文記事をご参照ください。 まずはキュレーターに求められる特性から。 1. 専門性 キュレーターにとって最も重要な特性が、対象分野に対する専門性だ。専門性が無ければ適切な情報を選別することはできない。専門性はキュレーション活動を通して
NAVERが『NAVERまとめ』をリニューアルして以降、コンテンツ・キュレーションを実践されている方は徐々に増えきている印象があります。私も使っていますが、これは結構良いですね。 [jp]NAVERが「まとめ」をリニューアル――作成者のキュレーション活動を加速 - TechCrunch Japan [jp]NAVERまとめのインセンティブプログラムがスタート - TechCrunch Japan とは言え、キュレーションを実践する「キュレーター」は一般的にはまだ馴染みのない職種であり、本来この職種が最も必要とされるメディア企業においては、ほとんど存在していないのではないでしょうか(いらっしゃったらごめんなさい)。 そこで本記事では、キュレーションについてさらに理解を深めるために、Robin Good氏のブログメディアMaster New Mediaに掲載されていた記事を基に、キュレーターの
アドテック東京(2010年10月28日・29日)の2日目に、CNN.comの上席副社長 Kenneth "KC" Estenson 氏による「革新的デジタルメディア戦略 消費者が求めるデジタルメディアとは?」と題されたプレゼンがあり、私はこれに出席してきました。 アドテック東京 CNN.com ここで紹介されたCNNのデジタルメディア戦略が非常に興味深いものでしたので、拙い文章で恐縮ですが、ここに概要をまとめておきます。 ■ CNNが捉えている時代の変化 CNNは次のように時代の変化(テクノロジーの進化)を捉えている。 デジカメの進化、ウェブサービスの充実などにより、リポーターが一人で出来る事が増えた ケータイ電話やスマートフォン、モバイル端末、PCの普及により、同時に複数のメディアに接触できるようになった(そのため、メディアへの接触時間は増えている) 多様な新興メディア企業が登場したこと
先日、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)で開催されている『「ネットの力、みんなのチカラ」プロジェクト』に参加してきました。 「ネットの力、みんなのチカラ」プロジェクト - GLOCOM 私が受講したのは、ブログ『ガ島通信』を運営されているジャーナリスト・藤代裕之氏(@fujisiro)による講義『ソーシャルジャーナリズムの可能性。私たちに何ができるのか』です。 テクノロジーが進化し、ブログやツイッター、ユーチューブ、フリッカーなどのソーシャルメディアが普及したことで、ある程度のリテラシがあれば誰もが情報を発信できるようになりました。つまり、ジャーナリストの定義を「メディアに記事や素材を提供する人」とするのであれば、誰もが「ジャーナリスト」になれるわけです。本講義ではこうした現状を踏まえ、「ソーシャルメディアで情報を共有するとき、何を気をつければ良いか」について
以前もご紹介したRobinGood氏(@RobinGood)のブログメディアMasterNewMediaにおいて、キュレーションを実践しているサイトが紹介されています。 Real-Time News Curation - The Complete Guide Part 3: Types And Real-World Examples - MasterNewMedia 既に様々な形式の「キュレーション・サイト」が存在していることがわかります。この中で私が注目したいのはキュレーションを実践しているニュースサイトです。本記事で紹介されているニュースサイトは以下の通り(全て英語サイト)。 Arts & Letters Daily The Huffington Post Drudge Report Poynter | Romenesko Latest News Abnormal Returns Th
はてながリリースした小中学生向けのSNS『はてなランド』が、サービス開始後わずか2週間で終了してしまいました。 小中学生向けSNS「はてなランド」 はてなってやはりただ者ではない【湯川】 - TechWave はてなランド、2週間で終了【湯川】 - TechWave はてなのHPには「ユーザーの皆様が安心して楽しんで頂けると同時に、保護者の皆様にも安心してお子様に勧めて頂けるサービスとして運営していくために、サービス内容を一から見直し、新たに別のサービスとして検討をしていく方針とさせて頂きました」とありますが、終了の詳細な理由については今もって明らかにされていないようです。 国内における学校教育、特に小中学生向けのソーシャルメディア利活用の事例はこれまであまり聞いたことはありませんでした(もしご存知の方がいらっしゃれば是非ご一報ください)。ソーシャルメディアに対するマイナスイメージが先行し
イタリアのコミュニケーションデザイナー Robin Good(@RobinGood)氏のブログ MasterNewMedia において、現在、キュレーションに関する記事が連載されています(※10月15日までに全7本のうち6本までアップされています)。本連載の第1回目で、キュレーション(リアルタイム・ニュース・キュレーション)が必要な理由について次のようにまとめられていました。 Real-Time News Curation, Newsmastering And Newsradars - The Complete Guide Part 1: Why We Need It 情報の量は日々凄まじい勢いで増え続けている ブログやメディアサイト、新たなソーシャルメディアなど、情報チャンネルも日々増え続けている 情報を発信する個人も増え続けている 貴重な情報が増える一方、スパムや広告など不要な情報も増
オンラインコンテンツのキュレーションについてさらに理解を深められそうな記事がありましたのでご紹介します。これまでの記事によってキュレーションの概要については概ね把握できるかと思います。 キュレーションはメディアを救えるか? マスメディア企業の記者・編集者がTwitterの世界に飛び込む理由 キュレーターの条件 しかしこれまでの記事ではキュレーションの具体的な業務フローと業務プロセス(どのような作業をどのような順番で実施すれば良いか)についてはあまり触れられていませんでした。今回の記事はここを埋めるものとなります。本記事の作者 Robert Scoble 氏は名著「ブログスフィア」(お勧めの本です)の共著者で、ソーシャルメディア、特にブログに対する知見は非常に深いものがあります。その Scoble 氏の記事とあってとても読み応えがありました。 The Seven Needs of Real-
佐々木俊尚氏(@sasakitoshinao)が4月4日にTweetされていたキュレーションに関する英文記事をからキュレーションの肝、すなわちキュレーターにとって大切なことが見えてきます。私が捉えた「キュレーションの肝」は次の通りです。 自分にとって魅力的なコンテンツを提供してくれる可能性のある人を押さえつつ、常に自分の好奇心の範囲を広げること。すなわち良いキュレーターになるためには、「良い情報の出し手(≒ブロガーやTwitterアカウント)を知っていること」そして「好奇心を持ち続けること」が必須条件と言えそうです。 以下に和訳全文を掲載しておきます。相変わらずの超訳で恐縮ですが、誤訳を発見されましたら、是非ご指摘下さい。皆様のキュレーション理解の一助となれば幸いです。 ---------- [元記事] ‘Controlled Serendipity’ Liberates the Web
乗りかかった船、あるいはキュレーションについてさらに理解を深められればと考え、前回に引き続き今回の記事も佐々木氏(@sasakitoshinao)がTwitter上で紹介されていたキュレーションに関する英文記事からです。本記事に関する佐々木氏のTweetは次の通り。 6:17 AM Apr 4th Twitterキュレーション。「Twitterが新聞朝刊の一面みたいなものに。フォローしている友人が、Twitter新聞の編集者になっているんだ」。 http://to.pbs.org/d3CUX8 6:27 AM Apr 4th Twitter新聞化続き。情報のフィルタリングは、1)はてブのような集合知アルゴリズム、2)ヤフトピのような人間の編集によるアグリゲーションの2方向があったが、これに加えて、個人のキュレーションによるフィルタリングが第3の道として。 6:29 AM Apr 4th T
一昨日、ITジャーナリストの佐々木俊尚(@sasakitoshinao)氏が「キューレーション」というものについてTweetされていました。 3:20 PM Mar 31st 電子書籍にしろ報道にしろ、情報がオープン化していく時代においては情報を握っていることではなく、情報をどうキュレーションできるかが最大の強みとなる。これ今後のメディアの基本原則のひとつだと考えています。 3:23 PM Mar 31st 正直に言うとここ数か月、私がTwitterに精を出しているのも、情報のキュレーションをどこまで追及できるかという実践的試みの意味があったりしています。 3:42 PM Mar 31st キュレーションは情報を収集し、選別し、意味づけを与えて、それをみんなと共有することです。参照:http://www.businessinsider.com/can-curation-save-media
今月に入り、7月1日に閣議決定された「集団的自衛権の行使容認」に対する関心が急激に高まっているようです。昨年末に可決された特定秘密保護法に対する関心の高まりとは比になりません。 図1はGoogleトレンドで「集団的自衛権」<青>と少し前に議論されていた「特定秘密」<赤>の利用頻度(検索トレンド)を比較した結果です。7月に入ってまだ1週間足らず、にもかかわらずこの異常な伸びは希有なことなのではないですかね。「青天の霹靂」的突然急上昇です。
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