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友人が「Apple Musicでチャイニーズ・シューゲイザーというリストをレコメンドされて気になったんだけど、見失ってしまった」というので手動で作ってみた。 中国では欧米と同じくドリーム・ポップがシューゲイザーの隣り合った場所にあって、ローカルではドリーム・ポップの勢力が強い。シーン・ローカルで相互に影響を与えあったバンドと、初期からグローバルの影響下にあったバンドでは明確に音像がかわる。完全な偏見だが、ドリーム・ポップはローカル、My Bloody Valentine直系のシューゲイズはグローバル、と言っていいのではないか。 しかし、黎明期のローカルを支えたThe White Tulipsがインディー・レーベル・生煎唱片を、そして生煎唱片が新世代のバンドを世界へ送り出している。そこにはあきらかな世代のつながりと洗練がみえる。 初期の中国インディー・シーンはサラ・レコードから影響をうけた手
栗原裕一郎はTERFである。 栗原はトランスフォビアに転んだの何だの言われるに決まってるから(もう言われてるか)、笙野頼子をめぐる件についての考えを少しまとめておこう。— 栗原裕一郎 (@y_kurihara) 2022年7月30日 発端は文芸雑誌『文藝』が、ある作家に対する批判を掲載したら、その作家による反論の掲載を拒否しただかなんだかで、みたいなところからはじまっているようだ。 私はそこらへんすべて読んでない。なぜなら論壇とか作家や批評家とかすべてどうでもよいし、栗原裕一郎ほど『文藝』に愛着も期待も興味もないからだ。私はフェミニストでもなければ活動家でもないし、それでもハッキリわかることがある。 栗原裕一郎はTERFである TERFと排除された人たちのほとんどは、トランス差別者などではなく、生物学的男性が女性スペースに侵入することに不安を覚える生物学的女性にすぎない。 つまり普通の女性
姫乃たまが結婚した。 ご報告です🕊 pic.twitter.com/1I0EdvIsO7— 姫乃たま広報室 (@Himeeeno) 2022年7月7日 私が姫乃たまと出会ったのは2017年2月8日だった。2017年2月8日の渋谷WWWでのワンマンライブ「アイドルになりたい」だ。本当は違うんだけど、私の中での公式な出会いはそうなっている。 どうしてこのイベントに足を運んだのかを説明するためには先に述べた本当の出会いに触れなければいけない。私と姫乃たまはそれまで何度も会っているんだけども、私が姫乃たまを姫乃たまだと思っていなかった。飲み会で何度も顔を合わせているのに、ほんとうにまったく、気に留めたことがなかった。あとで確認してみてわかったんだけど、なんだったらライブもみてる。どうして気にならなかったかはあまり思い当たらない。せいぜい女性ライターがいるくらいにしか思っていなかったわけだ。 渋谷
私はウルトラマンが好きではない。そもそも特撮というものが苦手だ。ウルトラマンは全身ツルツルで表情の動かない不気味な巨人であり、たいそうおぞましい。なんなんだあれ。どうしてあれが日本を代表するヒーローなんだ。まだ金髪宇宙人やゴム人間の方が理解できる。どうしてウルトラマンが国民的ヒーローになったのかまったくわからん。こわいじゃん。 ウルトラマンは誰に感情移入すればいいのかわからない。ヒーローものと言えば主人公であるヒーローに感情移入できるものじゃん?って思う。でも『シン・ウルトラマン』の主人公・神永新二は宇宙人との融合を果たした人間で、どうも人格的にもウルトラマンの方が強そうで、だから中身は宇宙人で、人間がまるでわからない。感情も希薄だ。人間のことがよくわからないのでひたすら人間勉強中!といった趣がある。こいつに感情移入するのは無理がある。 しかし『ウルトラQ』に立ち返ってみればそもそもウルト
以前、なんとなく盛り上がっておっさんどもで集まって香水を買いにいって以来、たまに香水をつけている。買ってみるまで香水に消費期限があるなんてことは知らなかったし、使わないとなくならないし、これがもうちっとも減らないものだから使わざるを得ない。コロナ禍でリモートワークになったものだから外出する機会も減って、誰と会う予定もないのにただただ香水をつける。単純に良い匂いがするし、ワールドに存在する冴えないおっさんモブからなぜか良い匂いがするバグっぽさもおもしろい。そんな自己満足でつけているうちに、そのような香水の使い方が私にとって当然のものになった。 その日は珍しく人に会う予定があった。いつものように香水をつけて出かけると「ひょっとして香水つけてます?」と訊かれた。香水をつけるようになってから、初めて他人に気がつかれた。 香水をつけるひとが一般的にどういう意識でつけているのか知らないが、他人へのアピ
『中央公論』2021年11月の特集「90年代文化という分水嶺」に『クイック・ジャパン』の創刊編集長・赤田祐一のインタビューが掲載されている。 chuokoron.jp 赤田祐一を知らないひとはいないと思うけども、小山田圭吾の問題の発端になった『クイック・ジャパン Vol.3』当時の編集長で、件の記事にゴーサインを出した人物だし、このタイミングでのインタビューなのだから当然なにか言ってるのだろうと思ったら全然なんにもなくてびっくりした。 いや、なんにもなくはない。そこにはハッキリと赤田祐一というひとが表現されていた。そのやりかたは、私がかっこいいと思っていたものだし、今もかっこいいと思っているし、それでも、なんていうか「でも……」という気持ちがあって、今これを書いている。 インタビュー「個人の眼と情熱が支えた雑誌づくり」では『クイック・ジャパン』の創刊当時から、赤田祐一が編集長として、なにに
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 初めてインターネットに接続したのはとにかく誰よりも早くコンシューマーゲームのチートがやりたかったからで、私が初めて閲覧したウェブサイトは、ゲームのチート情報サイトだった。 私の家にはなぜかバックアップ活用テクニックやゲームラボが山のように置いてあったから、私はそれを読んで、父親にねだってプロアクションリプレイというゲームをチートするための機材を買ってもらってチートしていた。 しかし月刊誌とゲームの発売日は噛み合わない。私は誰よりも早くチートしたかった。地方の田舎で、本屋もゲームショップもほとんどないような土地なのだから、私の周りにゲームをチートしている人間なんていなかった。そもそも誰もゲームすらやってない。ザリガニを爆破するのがなによりの娯楽だ。だから私はたったひとりの最速チーターだったのだけど、それでもまだ足りていなかった。 父親はゲ
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