全国有数の温泉地、大分県別府市は温泉施設などの利用客から徴収する入湯税を、来年度中にも最高で500円に引き上げる方針を明らかにしました。別府市によりますと、入湯税が標準とされる150円を上回るのは、全国的に知られる温泉地では初めてだということです。 別府市は温泉つきの宿泊施設などでは、原則として1日に、利用客1人当たり40円から150円の入湯税を徴収してきましたが、今後は宿泊代と飲食代の合計が6000円を上回る場合、5万円までの場合は入湯税を250円に、5万円を超える場合は500円に引き上げる方針です。 一方、6000円以下の場合は今のまま据え置くということです。 この引き上げにより、およそ1億5000万円の増収が見込めるということで、来年のラグビーワールドカップなどで増加が見込まれる外国人観光客向けの施策などの財源に充てるということです。 別府市は、条例の改正案を来月の定例議会に提出する