おととし亡くなった脚本家の市川森一さんをしのんだ脚本賞が設立され、第1回の受賞者に若手脚本家の大島里美さんが選ばれました。 「市川森一脚本賞」は、「黄金の日日」や「淋しいのはお前だけじゃない」など数々のドラマで名脚本家として知られた市川さんをしのんで、優れた脚本家を育てていこうと放送関係者が発起人となって設立されました。 選考の対象となったのは去年放送されたテレビドラマの脚本で、プロデューサー5人が選考に当たった結果、第1回の市川森一脚本賞には、去年11月からNHKで放送された夜の連続ドラマ「恋するハエ女」の脚本を手がけた大島里美さんが選ばれました。 大島さんは35歳、平成17年にデビューした新進気鋭の脚本家です。 受賞作の「恋するハエ女」は、ミムラさん演じる内向的で平凡な日常を送る女性が、「謎の男」の過激な指令に応えて自分の殻を破ろうと奮闘する姿を描き、コミカルで泣ける脚本が評価されまし