日本電気(NEC)は31日、ビックデータ(大量の時系列データ)のリアルタイム分析処理を高速化するハードウェアを、専門知識がない人でも簡単・高速に設計できる技術を開発したことを発表した。 ビックデータ処理専用のハードウェアは、開発や実装に数か月程度の長い期間が必要である、運用中に処理内容の変更ができないなどの課題があった。今回開発された技術は、データ分析担当者がプログラミング言語「SQL」で、必要な分析処理の内容を入力するだけで、簡単に専用の高速化ハードウェアが設計できるという。SQLで設計されたソフトウェアを、NECのFPGA回路合成技術「CyberWorkBench(サイバーワークベンチ)」を利用して、専用ハードウェアに自動変換する。これによりデータ分析担当者が、使い慣れたSQLでFPGAを直接設計することを可能とした。 またデータの処理内容を切り替える際に、旧処理と新処理の回路を並列で