アップルのティム・クックCEO。2019年9月、クパチーノで。 Christoph Dernbach/picture alliance via Getty Images アップルは8月19日、アメリカの上場企業として初めて時価総額2兆ドルを超えた。 ティム・クックがCEOに就任した当時、スティーブ・ジョブズがいなくてもアップルがイノベーションを続けられるのかどうか、疑問を持つ人が多かった。 アップルのCEOに就任して10年近くになるクックは、同社をデジタル・ヘルス、プライバシー、サスティナビリティ、デジタル・サービスに重点を置いた企業へと変貌させた。 クックCEOは、主要製品であるスマートフォンの市場が成熟していく中で、アップルをリードする役割を任されていた。 時価総額2兆ドル突破は、クックに対する信任投票の結果とも言えるだろう。 スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が亡くなる直