出るぞ、出るぞと言われながら約1年、Ubuntu OSを搭載したスマートフォンがついに登場する。といっても、筆者はUbuntuの熱心なファンではなく、発表に目を通していたものの、これまで自分で「買いたい!」とは思わなかった。正直なところ「iPhoneやAndroidのようなスマートフォンがまた1つ増え、そして消えていく……」と思っていた。 ところが、今回Ubuntuが公開したWebページの説明を読んでがぜん興味が湧いてきた。iPhoneユーザーやAndroid端末ユーザーが抱く「スマートフォンとはこういうもの」という固定観念を捨てさせ、新しいスマートフォンの使用体験を提案している。 POBoxの生みの親として有名なユーザーインタフェース研究者の増井俊之氏がエンジニアトークライブ「TechLION」で、コンピュータがこの30年間、まったく進歩していないと指摘していたそうだ。その趣旨は次のとお