2009/04/08 グーグルは4月7日、利用者が作成したアプリケーションをスケーラブルなホスティング環境で稼働させられるクラウド系サービス「Google App Engine」で、新たにJavaをサポート言語に加えたと発表した。現在、早期テスト版として1万ユーザーに限定してSDKを提供している。 提供するJavaランタイムや、そのほかのApp Engine上のサービスはJSRなどの標準に従っているため、Java開発者は違和感なくApp Engineを利用できるという。既存のサーブレット環境からのアプリケーションをApp Engine上に移植するのは容易としている。今回新たにEclipse用プラグインでApp Engineをサポート。GWT(Google Web Toolkit)を使った開発も可能だ。 Java 6対応のサンドボックス化したJVM Google App Engineはグーグ
Microsoftのソフトウェア開発者向けカンファレンス「Professional Developers Conference(PDC)2008」が終わり、さらにその翌週のハードウェア開発者向け会議「WinHEC 2008」も終了したことで、Windows 7の概要が明らかになった。 近く現状、我々に配布されているビルドをNetbookで動かしてみるといったこともしようと考えているが、実際に2年ぶりのPDCに足を運んでみて一番強く感じたのは、Windows 7に関連することではなかった。一番Microsoftの凄味を感じたのは、PC Watchではビュー数の少なかったWindows Azureの方である。 Microsoftを嫌う開発者や競合にとってはあまり認めたくないことかもしれないが、Microsoftが進めるビジネス基盤の力強さがAzureにはある。それはおそらく、将来的にPCのエン
グーグルは11月12日、同社の企業向け戦略を説明するイベント「Google Enterprise Day 2008 Tokyo」を都内開催した。米グーグルのエンタープライズ部門担当社長 デイブ・ジロード(Dave Girouard)氏は企業向けサービスの「Google Apps」を中心に説明し、「次の10年はクラウド・コンピューティングが革新の場になる」と強調した。 Google AppsはGmailやGoogleドキュメント、カレンダーなどを統合した企業向けのサービス。SaaS型で提供される。グーグルは今回、SaaSというキーワードは出さずに、Google Apps=クラウドで押し通した。ジロード氏によるとGoogle Appsは世界で100万社の利用があるという。当初は中小企業の利用が多かったが、最近は大企業にも広がってきたとアピールした。 Google Appsをクラウドで提供するメ
Web 2.0の特徴とされる「永遠のベータ」。その典型的サービスの1つと見られていたアマゾンのクラウドサービス「Amazon Web Services」(以下、AWS)が2008年10月23日、ついにベータの冠を取って正式サービスとなった。同時に99.95%のアップタイムを保証するSLA(サービス品質保証契約)の提供も開始した。 Amazon Web Servicesの転回点を告げる3つの発表 クラウドコンピューティングの狭義の定義として「PaaS」(Platform as a Service)を使えば、現在急速に技術・サービスの拡張を続けているビッグプレーヤーは、グーグル、アマゾン、マイクロソフト、セールスフォースの4社だろう。 PaaSとは、ハードウェアやOSとは無関係に、インターネット上のサーバ群を使ってソフトウェアを実行するプラットフォームを実現、提供するサービスのことだ。もちろん
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