黒下地から濃度をコントロールした塗料で筆のタッチを残しながら塗装する MAX:今回の筆塗り特集にも出ている清水圭さんは横山さんの筆づかいを体得したくて塗ってきたモデラーで、「横山先生のように塗れんのです~」と常々言ってた。永い研鑽の末、水性ホビーカラーをめちゃめちゃ薄くして繊細に塗っていくあの技法に至ってるんですよ。 横山:それは面白いねえ。 MAX:彼と僕とは目指す作風はかなり近く、だけど手法は真逆くらい違うんです。彼が過去に発表した同じモチーフを塗ってみたのが今回持ってきたジャイアントロボやバルキリーなんです。それはそうと、最近のラッカー系塗料は隠蔽力が高くなっているのでこれまでのレインボウ下地から筆塗りすると、下地を消さないように筆塗りするおっかなびっくりな手の動きになっちゃうんですよ。