[読書] 小林よしのり『靖国論』(幻冬舎 05.8.1) 高橋哲哉氏の『靖国問題』については、宮崎哲弥氏や福田和也氏の議論を含めて、このブログで合計5回(4月21、23、26日、6月4、9日)論じた。今回、高橋氏とは対極の立場にある小林氏の『靖国論』を読み、色々と考えるところがあったので、それを記してみたい。 靖国問題は、レベルの異なる非常に多くの問題が輻輳し、絡まり合い、それを解きほぐすのは容易ではない。首相の靖国参拝の是非という一点だけとれば、賛成か反対かの単純な結論しかないように見えるが、そう簡単ではない。公式参拝か、私的参拝か、神道に定められた礼拝形式か、略式か、いつ行くか(小泉首相は2004年元旦の参拝を「初詣」だと述べた)等によって、その賛否の意味が大きく異なる。小さな違いのように見えるが、その差異の背景には、歴史観、戦争観、宗教観、慰霊観の違いはもとより、戦争責任、東京裁判、
米国通の友人H氏から、『ウォールストリート・ジャーナル』2005年8月8日号のインターネット版記事の一部が送られてきた。 『ウォールストリート・ジャーナル』は「郵政民営化法案は廃案となったが、これは手取りの時期が少し延びたに過ぎない。ほんの少し待てば、われわれは3兆ドルを手に入れることができる」との見方を述べている。 3兆ドルとは、国民が郵政公社に預けている350兆円のことである。ウォール街は、9月11日の総選挙で小泉首相が勝利し、総選挙後の特別国会で郵政法案を再提出し、成立させると信じているようである。 H氏によると、これを確実にするため、ウォール街は、多額の広告費を日本に投入し、日本のテレビを動員して、日本国民をマインドコントロールして、小泉首相を大勝利させる方向に動いている。(……)NHK以外の在京の全地上波キー局が小泉自民党の宣伝機関になり、小泉ヨイショ報道に狂奔している。これによ
今日は衆議院議員の選挙だった。結果は周知のとおり、自民党圧勝。 大勢が出たところで、TV朝日で田原総一郎が、「選挙ステーション」の1コーナーとして当選議員による討論番組を始めたのでなんとなく眺めてた。 年金の話から医療費の話になったところで、自民党の久間章生(きゅうまふみお)が次のような発言をした。これは忘れてはいけないので、メモしておく。 以下、久間章生語録。 そのうち死ぬことがわかっている人に多額の医療費をかけて、どうするつもりなのかということを国民の間でちゃんと議論しなければいけない。 月1000万円もの医療費を使っている人のほとんどは1年以内に死んでいる。 私は父親の終末期に、医者から「あと1か月ぐらい延命しますか?」と聞かれて、「いやもういいです、死なせてください」と言ったんですよ。そのときに、現代の医療は、最期の最期にも1か月ぐらいはなんとかできるようになってるんだと思った。
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実に腹立たしいと思うことは、選挙以降に政権が行うことについてまったく責任を負う気がない奴らを見ることだ。その選択はその時点での「それぞれの個人の考えだから、それでよいではないか」といい、その正当性は永遠に疑問に付されることのないものとして、批判は選んだ後の政権だけが受けるものとして、そのようなものとして投票を行った連中の、その無責任な態度を見るに、腹の底から腹が立つ。 小泉政権が選ばれたことで、確実に殺されていく人がいるだろう。障害者自立支援法案はどうなるだろう。あの法律が施行されれば、すぐにでも、今の生活が根底からひっくり返される重度障害者が日本中にいるのだ。精神障害者たちも、カウンセリングに要する費用のために医療の利用を控えねばならず、しなくてもいい自殺に追い込まれていく人が出てくるだろう。それ以外にもいくらでも問題はある。イラクでは、今もアメリカ軍による殺戮が続いている。その殺戮をい
緒方 竹虎(おがた たけとら、1888年(明治21年)1月30日 - 1956年(昭和31年)1月28日)は、日本のジャーナリスト、政治家。交詢社会員、朝日新聞社副社長・主筆、自由党総裁、自由民主党総裁代行委員、国務大臣、情報局総裁、内閣書記官長、内閣官房長官、副総理などを歴任。栄典は正三位勲一等旭日大綬章。 兄の緒方大象は医学者・九州大学名誉教授、弟の緒方龍は医師。二男の緒方研二は元日本電気(NEC)副社長、三男の緒方四十郎は元日本銀行理事。 緒方竹虎は1888年(明治21年)1月30日、緒方道平と母コトの三男として福岡県福岡市に生まれた[注釈 1][注釈 2]。父は福岡農工銀行の頭取であった。第2次松方内閣によって福岡県書記官を退官させられた後、父は退官させられたことが腹に据えかね、子供たちに「お前らは一生役人になるな」と言っていたという。[要出典] 福岡師範学校附属小学校から福岡県立
衆院選後の中国の対日政策を馬鹿なりに考えてみるつもりが、つい余談に流れてしまった前回の続編です。ただしこれは速報で、「宿題」はしばしお預け。中国の外交部報道官が定例会見で衆院選に言及したのでとりあえず一報しておきます。 まあ標題が全てです。以上。 ……と終わらせる訳にはいきませんか。いま「農民による民主化運動」の新展開に泡喰っているところなんで手短かにいきます。以下に要点を訳出。報道官はボソボソと早口で喋る神経質そうな秦剛です。 ―――― 記者:先週末に日本の小泉首相が再選を果たしたが、中国側はこれについて祝意を示さないのか? 秦剛:終わったばかりの日本の衆院選は日本の内政問題だ。私はこの問題について評論する立場にはない。強調しておきたいのは、中国政府は中日友好関係を発展させていくという……(以下原則論)。 記者:今回の衆院選は自民党の圧勝だった。日本国民の多くが小泉首相を支持していること
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