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「講座」もの、と呼ばれるシリーズ物の出版物がある。 シリーズ名に「○○講座」とか「講座××」と付いているのがそれだ。そう名乗らないものもある。 出版社によって、いくらか違いはあるが、ある時点での当該分野の研究成果を整理して示すことを目指した企画ものと考えてよい。 読み手の立場に立てば次のようになる。 「講座」ものとは、その分野で何が問題であり、何が分かっていて、どんな未解決の課題があるのか、その学問のコンテンツとコンテキストを、第一人者たちがざっくりと、しかし紙面の制限をあまり受けずに、紹介してくれている出版物だ。 はじめての分野に挑むなら、その分野について「講座」ものがないか、チェックすることをお勧めする。 以下の記事で紹介したself-containedな(必要なものはその中に全部書いてある)教科書は日本ではあまり出版されないが、その欠けているところを実質的にカバーしているのが「講座」
Web制作時、個人的にかなり助かっ ているWebアプリやソフトウェアなど をご紹介。何度お勧めしても足りない 位、助けられています。低スキルな 自分にとっては無いと困る。そんな ツールをシェアしたいと思います。 もっと沢山あるんですが、特に利用しているものを。制作時には毎回利用しているかもしれません。基本的に無料のものを使っています。順不同。 960 grid system グリッドシステムです。ブックマークレットも含め、色々手軽なのが嬉しい。何よりグリッドレイアウトはお客さん受け良い傾向にある気がします。 960 grid system Firebug Web制作といえばFirebugですが、僕はChrome派なのでChromeエクステンションのLite版を使っています。元々、Chromeにはデベロッパーツールがありますし、FxのFirebugも使いこなせてなかったのでこれで十分。 Fi
「ノート本」が絶好調ですが、こうなってくると冷ややかな気持ちになっている人も多いのではないでしょうか。「いくら何でも大げさすぎじゃないか」と。 そういう気持ちになる人の気持ちもよく分かりますが、一方で、「ノート本」がはやる理由もそれなりにあるでしょう。そもそも「ノート」が文具屋さんにはずいぶんたくさん置かれるようになりました。 どれもおしゃれで、「うまく使ったら、なんかいいことありそう」という気にさせられます。と同時に、Evernoteなどの「デジタルノート」も十分実用的なレベルに仕上がっています。iPadも登場しました。何を、どう使えばいいかで、迷う人がいて当然です。 それに、「ノートのとり方」というのは、いろんな話が飛び出すわりに、きちんと学校で教わるとは限りません。「できる子は、ノートのとり方がちがうから、ノートのとり方を工夫しなさい」という先生が小学校時代にいましたが、その先生はつ
Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しい本が出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷
ついつい増えすぎてしまう本や雑誌。しまう場所がなく、部屋が散らかる原因になっている人も多いのではないでしょうか?今回は収納のコツから本を必要以上に増やさない方法、本棚の作り方まで、「本や雑誌の整理術」をご紹介します。 ■「本の整理」、みんなはどうしてる? まずは他の人たちがどうやって本を整理しているのか、色々なアイデアを見ていきましょう。 ▽「本の整理」で悩んでる人の人力検索での質問集:[俺100] ▽本棚の本の整理はどうしてる? これはという必殺の片付け方法をおすえて。:アルファルファモザイクだった 本の整理に関する様々なアイデアが集まっているこちらのエントリー。本の収納については、次のような方法をとっている人が多いようです。 分類してダンボールやブックケース、カラーボックス等に入れる。(数が多い場合は書籍管理ソフトを使う) 天井ぎりぎりまで空間を有効活用できる「タワー型」の本棚を使う。
おなじOxford社でも、ReadersでなしにVery Short Introduction(以下「VSI」と略す。)というシリーズがある。 日本では、岩波書店から「一冊でわかる」というトンデモなシリーズ名を冠にして売られているが、こっちは訳の外れが多くて、大いに損をしている(ただ原書にはない、日本語で読める読書案内をつけているところなど、言い落とすのはフェアでない)。 が、オリジナルの方は、極めて簡単な英語(かつてなら中学レベルと言えた。今は中学、高校、大学、大学院、それぞれのレベルが下方シフトしてるので、こういう言い方が成り立たないのが不便)、しかも分量は実質100ページ、プラス、インデクスや文献リストなどが20-30ページ。原書読みのエントリー・モデルである。 テーマは多彩、執筆者は(けっこう)一流どころ(な人も)。ただし100ページに押し込めるために、どの著者もいろいろ工夫(時に
いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ本」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三本立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴい本に出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いい本はたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴい本を読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ本と
僕はバイオインフォマティクスという生物と情報の融合分野で研究を行っています。東大の理学部情報科学科にいた頃は同僚のマニアックな知識に驚かされたものですが、そのような計算機専門の世界から一歩外に出ると、それが非常に希有な環境だったことに気が付きました。外の世界では、メモリとディスクの違いから、オートマトン、計算量の概念など、コンピューターサイエンスの基礎知識はあまり知られていませんでした。コンピューターサイエンスを学び始めたばかりの生物系の人と話をしているうちに、僕が学部時代に受けた教育のうち、彼らに欠けている知識についても具体的にわかるようになってきました。 バイオインフォマティクスに限らず、今後コンピュータを専門としていない人がコンピューターサイエンスについて学ぶ機会はますます多くなると思われます。そこで、これからコンピューターサイエンスを学ぼうとする人の手助けとなるように、基礎となる参
プログラミングの書籍のなかから、100冊を選りすぐってみたい。 まずはC/C++言語系。 「Effective C++」「More Effective C++」「Effective STL」この3冊は外せないだろう。持ってなければモグリだ。(「Effective C++」「More Effective C++」は、原著第3版が出たのでリンク差し替えた。) 「Modern C++ Design」に関しては、どうせ使えもしない(?)lokiの解説がてらtemplateの解説をしてあるだけなので、いまであれば、boostのtemplate解説本である「C++ Template Metaprogramming」のほうがいいような気もするが、これまだ邦訳されてないので英語の苦手な人は「Modern C++ Design」以外の選択肢は無い。 あと例外安全について書いてある本として「Exception
以前、C++言語関連の名著を10冊紹介した(id:yaneurao:20050514)が、「C++ In-Depth Series」には良書が多い。(「Modern C++ Design」等も、このシリーズだ) 今回は、前回とりあげていなかった本を紹介しておく。 「C++ネットワークプログラミング―ネットワークアプリケーション設計に役立つACEとデザインパターン」 これは、確か、稲葉さんのboost本(ASIN:4798007862)でも紹介されていたけれど、ACEというネットワーク/スレッドライブラリの解説本である。ACEは非常に洗練されたミドルウェアであり、boostの弱いところを補ってくれる。残念なことにこの本は在庫切れでアマゾンではプレミア価格になっている。書店で見つけたらいまのうちに購入しておくべし。 上で紹介したACE本の原書とその続編。それから、その関連書籍である「The A
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