仙谷由人官房副長官は5日の被災者生活支援各府省連絡会議で、東京電力福島第一原子力発電所事故の風評被害を受けている福島県などの農産物を省庁の食堂などで積極活用するよう要請した。 参院の議員食堂では同県産のニンジンとジャガイモを使った「被災地支援カレー」が4日に登場しており、仙谷氏は「首相官邸や霞が関の食堂でも、被災地の食材を仕入れて利用するよう食堂業者にお願いしてほしい」と求めた。 一方、自民党の谷垣総裁は東京・有楽町での福島、茨城両県産の野菜即売会会場を訪れ、イチゴや野菜を買い求めた。同党は風評被害を受けている農産物を党本部の食堂で優先的に使用したり、試食会を開くなどの取り組みを行っている。