「光る携帯ストラップ」として、放射性物質が入った製品を無届けで販売したなどとして、警視庁生活環境課は17日、放射線障害防止法違反(無許可販売など)の疑いで、いずれも広島市佐伯区吉見園、無職、下嵜一郎容疑者(40)と会社員、藤井協子容疑者(45)を逮捕した。「携帯マーカー」の商品名で約2600人に約5500個販売されたが、専門家によると「ストラップが割れて被爆しても人体に重篤な影響はない」という。 調べでは両容疑者は、販売には文部科学相への届け出が必要な放射性物質「トリチウム」の入ったガラス管を英国から輸入。携帯ストラップに加工し、2月初旬から下旬にかけて、千葉県の男性(26)に5000円で、都内の男性(38)に6500円で販売した疑い。 ストラップはトリチウム入りのガラス管を発光塗料が塗られた管で包んだもので、トリチウムから出る放射線が管にぶつかって光る仕組み。下嵜容疑者らはインターネット