宇井吉美(aba代表取締役兼CEO) 1988年生まれ。中学時代、祖母のうつ病がきっかけで、ロボット技術でヘルスケアに役立つモノ作りがしたいと思い至る。2007年に千葉工業大学に入学、介護現場を支援するための機器・ロボット開発を行う学生プロジェクト「aba(awakened bunch activity)」を立ち上げる。非接触型の尿検知センサーの実用化に成功し、2011年に行われた「学生ビジネスコンテスト in CHIBA」でグランプリを受賞すると同時に起業。2012年には、日本政策投資銀行が主催する「第1回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」でファイナリストに選ばれた(写真:渡邉茂樹) 起業家になるなど想像もしていなかった私が今に至るきっかけは、祖母のうつ病にあります。働くことが好きな「肝っ玉母さん」。当時、私が祖母に抱いていたイメージです。両親が共働きだったこともあり、幼い頃か