XOR交換(エックスオアこうかん、XOR swap)は、コンピュータ・プログラミングのアルゴリズムの一種であり、排他的論理和(XOR)を使用して一時変数を使わずに同じデータ型のふたつの変数の(異なる)値を交換する操作である。 このアルゴリズムはXORの対称差という性質を利用したものである。すなわち、任意のA, Bについて、(A XOR B) XOR B = A が成立することである。 標準的な交換アルゴリズムでは一時的な格納場所が必要となる。x と y の値を交換する場合、以下のようになる。 y の値を一時格納域にコピーする:temp ← y y に x の値を代入する:y ← x x に一時格納域の値を代入する:x ← temp あるいは、x と y が整数ならば、以下のようなアルゴリズムで交換することができる。 x := x + y y := x - y x := x - y ただし、