新長田に移転する神戸国際コミュニティセンターのイメージ。気軽に立ち寄れる施設を目指すという(同センター提供) 神戸に住む外国人への支援を充実させるため、日本語教室や外国人の生活相談、国際交流などに取り組む神戸国際コミュニティセンター(KICC)が10月、本部拠点を三宮から同市長田区腕塚町5のアスタくにづか1番館南棟1、4階に移転する。併せて三宮と御影には、日本語学習の支援拠点も新設する。(長谷部崇) KICCは1993年7月に設立。神戸商工貿易センタービル(同市中央区浜辺通5)の2階を拠点とし、2019年度は延べ約2万3千人が利用した。 市内在住の外国人は15年以降、年1200~1400人台のペースで増え続け、20年3月には過去最高となる4万9110人を記録。うち東灘、灘、中央、兵庫、長田の同市5区が4分の3を占める。コロナ禍による入国制限で、21年3月は約900人減ったが、以前より外国人