教員には尊敬の念をいだきつつ、社会を良くしていく時間軸が長く、職業として教育を選択することはやめようと思ったまでが前回です。 ヒモになる覚悟とマズローの欲求段階博士課程について大濱先生に相談したときに、いまでも強烈に覚えているのですが、「お前はヒモになる覚悟があるか」ということをいわれました。いまはわかりませんが、1998年当時は、文化系で博士になる道のりは遠く、かなり年齢が高くなってから、自分の人生の集大成的で博士になるという感じがありました。その間、大学に在籍してお金に苦労せず生活していく糧を得るのはかなり難しい。大学のポストもかなり少ない状況でした。 金も稼げない。ヒモになってでも学問の道を選ぶ気概がお前にはあるのかと。最近、大濱先生門下生の方から、大杉栄と神近市子を想起してこういう話をしたんだろうねといわれました。なるほど、確かに授業で日蔭茶屋事件の話があったような気がします。 お