中国広東省珠海市の裁判所はこのほど、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に反発して昨年9月、同市内で日本車を破壊したとして、公共の秩序を乱した罪に問われた3人に対し、懲役7~11月の実刑判決を言い渡した。中国メディアが7日までに伝えた。 3人は昨年9月16日深夜から17日未明、酒を飲みながらテレビを見て、中国各地で反日デモが起きたことを知った。その後、酒に酔った勢いでバイクに乗り、路上に止めてあった日本車に石を投げ付けて窓ガラスなどを破壊。壊された日本車は計12台に上った。 3人は罪を認め「法律に抵触するとは思わなかった」と説明。「今は、愛国感情は理性的に示さなければいけないと分かった」と話しているという。(共同)