大阪市の橋下徹市長は25日、国際的な食品品評会「モンドセレクション」の金賞を受賞した市製造・販売のペットボトル水「ほんまや」の新規生産を停止、2012年度予算に製造費を計上しない方針を明らかにした。市役所で記者団に述べた。 ほんまやの販売収益が少ないことを念頭に「もうかってもいないのに、水道水をペットボトルに詰めて売る必要はない。民業圧迫だ。税金でそんな商売をすることは全くない」と強調した。 「政治的な意図が強い事業だったと認識している」とも指摘。ほんまやの普及に貢献した平松邦夫前市長に結び付くイメージを払拭(ふっしょく)したい狙いもあるとみられる。 ほんまやは市水道局が市水道水の安全性PRのため商品化し、07年発売以来、11年末時点で約133万本を販売。500ミリリットル100円だが、水道水の加熱処理などを受け入れる企業が1社しかなく、1本あたり70円の製造費が掛かる。 水道局担当者は取