吉本新喜劇の“大黒柱”で副座長の大山英雄(38)は心底、東京が大好きになった。「ルミネtheよしもと」のオープンに合わせて01年に大阪の新喜劇から移籍。関西人特有?のコンプレックスもあったが完全になくなったという。 「アンチ・ジャイアンツやないんですけど昔は大嫌いでした。今は一生、大阪に戻りたいと思いません。去年からボクの新喜劇の班もできた。今ではミスター・ルミネと呼ばれてますから」 大山は底抜けのミーハーだった。ルミネの座長は今田耕司、木村祐一ら。テレビの人気者と共演できるのがうれしくて仕方なかった。大山は大阪の新喜劇のノウハウを知るだけに“スター座長”からアドバイスを求められることも心地いい。さらには先輩つながりで、ダウンタウン松本らと食事する機会まで。東京は刺激にあふれていた。 移籍の際は強烈な落とし穴が待ち受けていた。社員から大山に「ルミネでやってほしい。とにかく東京に住んで